2018/09/14
基本に戻って。「予約中」と「売約済」と「SOLDOUT」の違いとは?
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高野竜成


おはようございます。10年分書き溜めたブログを「初期設定」で一瞬に失った男です。(ひっぱる男でもあります)

 

さて、この「10年間貯めたブログ」ですが、トータルで常に「購読数トップ5」に入る記事がありして、その中にこれがあります。

 

「違いは何?不動産の予約中と売約済とSOLDOUT」

 

今でも良く質問されますし、間違って理解しておられる方も多数いらっしゃいますので、私も初心に戻り、この問題を解決しておきたいと思います。

 

ちなみにここで書くのはあくまでも

 

「不動産取引実務の中での」

 

定義であり、学術的に正しいかどうかは知りません。学校の試験とかでは通用しないかも知れませんので、もし学生の方がいらしたら「話半分で」聞いて下さい。(いるのか?)

 

 

では本題です。まず「予約中」について。

 

 

予約中とは「未だ契約には至っていないものの、近日中に契約する事が”ほぼ”明白であり、現在は売買契約に向けて種々準備・調整している状態」と言えます。

 

と、その前に。「契約」についてもしっかり説明しておく必要がありますね。

 

契約も、誤解が多い所ですから。

 

契約、特に不動産の「売買契約」というのは、要するに「この物件を、この金額で、こういった条件で売ります。」という売手の意思と、「この物件を、この金額で、こういった条件で買います。」という買手の意思が合致した状態です。

 

ここで強くお伝えしたいのは不動産の実務上「仮契約」という行為は存在しないという事です。

 

ここ大事ですよ。不動産取引には

 

「仮契約」は存在しません!

 

あと「お金を払って不動産の所有権を移し、鍵を貰って物件の引渡しを受ける」事を「契約」と理解しておられる方も多いですが、

 

これも違います。

 

これは「代金の決済・所有権の移転・引渡し」などと呼ばれます。

 

ちなみにこの「決済」ですが、「決裁」と混同しておられる方も大勢いらっしゃいますので注意が必要です。「決裁」は上司等からの承認を得る事で、代金を支払う事は「決済」です。

 

相変わらず話が逸れてますが・・・。次は「売約済」に行きましょう。売約済とは「売買契約済み」の略であり、「契約をしてしまっている」状態です。

 

契約を交わすという事は、我々の人生で言うと「結納を交わす」位の重大事ですから、

 

よっっっっっっぽどの事が無い限り、覆せません。

 

が、逆に言うと

 

 

よっっっっっっぽどの事があると、覆る可能性もあるという事です。

 

 

ちなみに私は10年間不動産実務に携わってますが、売買契約後に取引が覆ったのは、記憶によると一回だけあります。

 

 

その時はどうしても住宅ローンが通らなかったケースでした。

 

 

最後に「SOLDOUT」ですが、これは簡単です。契約して、お金の受け渡しも完了して、物件がお客様の手に渡った状態です。つまり「売り切れ」です。

 

 

と、本日はいくつかのキーワードが出て来ました。「予約中」「売約済」「SOLDOUT」の他、「契約」「仮契約」「決済」等々。

 

 

繰り返しますが「仮契約」はありません。

 

 

「仮結納」が無いのと同じで、「契約」という重大事項に「仮」などは存在しません

 

 

不動産も人も、どちらも「宇宙にただ一つ」の大切な存在です。だからこそ、お互いを拘束する意味合いを持つ「契約」は、本当に大切な行為なのです。

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