中古住宅は、抵抗感がある方からすると「中古住宅?イヤイヤ!考えられない!」と思われる財産です。
中古住宅好きの私からすると「中古住宅と言っても、色んな中古住宅があるのに・・・」と、残念には思います。
話が変わるようですが私はこのゴールデンウィーク、漫画を読んでいます。何の漫画を読んでいるかは内緒ですが、背表紙を見ると値段を示すシールが貼ってあります。
「税込110円」
ブックオフのシールが貼られております。要するに中古本ですね。そしてその下には本来の定価が書かれています。
「定価648円+税」。この本が発売された頃は消費税8%の時代なので、税込700円。
110円と700円で、その差590円。書いてある内容は同じ。私が受ける感動も同じ。でもそのモノを買う金額は全然違う。
そして。
二つの価格を分けるのは『新品か中古か』ただそれだけです。まあ、厳密に言えば新品には『発売してすぐに読める』という利点もありますけどね。そして『新品の方がキレイ』という事も言えるでしょう。
中古本はそれらの点で負けているので、新品よりも価格が590円安くなっているわけです。
お食事時なので、ちょっと以下のように考えてみましょう。
新品の本を買ってただそれを読むのに700円掛かります。一方、中古本を110円で買って『マクドナルドのバリューセット(590円)』を注文すると丁度700円。両者で出ていく金額は同じなわけです。
では、どっちの方が満足度が高いでしょうか?
・
・
・
そりゃ漫画読みながらお腹も満たされる方が満足度高いでしょ!という話です(私だけかも知れませんが)。
ちょっと前ですが、正直不動産第3話で『まいんちゃん』がサラッと言っていた言葉があります。それが
「家はただの箱に過ぎない」という言葉。不動産関係者・住宅関係者が言うべき言葉では無いのかも知れませんが、私も常にそう思っています。「家はただの箱に過ぎない」と。
大事なのは
「そこに住まう方がどんな生活をされるのか。どんな気持ちで暮らされるのか。ずっと幸せでいて貰えるのか。」という事です。
不動産・住宅に関わる人間が行うべき仕事は「ただ綺麗な箱を用意する」という事ではありません。その箱を使ってお客さんに「どう幸せになって貰うか」を真剣に考える事です。
・・・
難しい話になりましたが、つまり私は「チキンタツタを食べたい」という事です。お酒をやめると結構お腹が空くのが早いのです。
最後に真面目な話ですが『家を買ってお腹を空かす』ような事だけは避けなければなりません。その為にも私は『割安で安心出来る中古住宅』を、これからも真面目に扱っていきますよ。