不動産売買を毎日やってますと「ワケアリ物件」というのに良く出会います。というか
全件
ある意味における「ワケアリ」と言えるかも知れません。何故なら
未来は誰にも分からないから
です。以前、強風で「ゴルフ場のネット」が倒れて十数件の家が全壊したという事故がありました。
「じゃあゴルフ練習場の近くはやめておこう」と思ったとしても、例えば「隕石」が落ちてきたら?ヘリコプターや飛行機が落ちてくる可能性も否定出来ません。
何かのきっかけで「電柱」が倒れてくる事だってあるでしょう。
近隣状況も「今現在は」平穏でも、明日突然、お隣に「困った人が」来るかも知れません。「事件」の現場になる可能性だってあります。
これは「どんなに安全と言われる所であろうと、どんなに人気がある地域であろうと、どんなに高級な住宅街であっても」同じ事です。
ただ、当然「特にリスクが高い」という不動産はあります。崖の近くとか、津波が来たらマズイ地域とか。しかし絶対に
「リスクゼロ」
の判断などありえません。「この物件は何の心配もありません」という不動産屋は、私には信じられません。
あらゆる行動にはリスクが伴います。
では「行動しなかったら良いんじゃないの?」と思われます?
その場合は「行動しなかったリスク」が付いて回りますね。
とにかく「ノーリスク」はありえません。どうしても「ノーリスクじゃないとイヤだ」という方もいらっしゃいますが、とにかく断言します。ノーリスクの選択は、ありえません。
が、少しでもそのリスクを抑える事は出来ます。新型コロナウイルスで例えれば「手洗い」ですよね。勿論、これも「手洗いさえしておけば大丈夫」という事ではなく、これまた「ノーリスク」にするのは不可能なわけです。どれだけ予防したとしても、掛かる時は掛かるでしょう。
「そういう可能性もある」と、日頃から想定しておく事が大事なんじゃでしょうか。コロナもリスクも「完全な排除」など絶対に不可能なわけですから。「withコロナ・withリスク」です。
ま、毎日毎日「隕石が落ちてきたらどうしよう?」などと思いながら生きるのは、なかなかアホクサイ話ですけどね。