私には弟がいるのですが、これがまた、子供の頃からフワフワしたヤツで。何を考えているのか、いや、私からすると
な~んにも考えずに生きているのでは?
と思うような、お気楽なヤツでした。私に似て、勉強を全くしないヤツでしたが、私との大きな違いは
本を読まないこと
でした。確か、弟がまともに読めた本は
ドラえもん
位だったと思います。それが、先日弟の家に遊びに行くと、本が積み重なっていました。
「失敗の本質」
「ぼくらの祖国」
「人が死なない防災」
「山岳遭難の構図」
「祖父たちの零戦」
「太平洋戦争史」
「古事記」
「言葉に出来るは武器になる」
「真田三代」
「死都日本」
「富士覚醒」
「中世の箱根山」
「神社のいろは」
と、なんとも偏った趣味嗜好ではありますが、全て面白そう。という事で、全部貰ってきてしまいました。
「どんな本を読んでいるか教えてくれたまえ。君がどんな人か当てて見せよう。」
というような言葉がありましたね。似たようなのに
「どんな友人と付き合っているか教えてくれたまえ。君がどんな人か当てて見せよう。」
というのもあったはずですが、まあそれほど「本」というのは「その人」のアイデンティティを構成する大事なパーツです。
そして実はこの中で、「死都日本」と「富士覚醒」は、10年以上前に私が読んで、面白かったと教えてやった本でした。今回、弟から貰って読み返したのですが・・・
死都日本は、九州地方で巨大な噴火が起きる話で、富士覚醒は、富士山が噴火する話です。ざっくり言うと。しかしこの内容がリアルでスケールがデカい。
まあ、あんまり書くと不安を煽るような感じになるから書きませんが、
天災
というのは本当に恐ろしいものです。私も「不動産業」という仕事柄、県外から富山に移住される方の話を良く聞きますが
「地震も津波も、本当に怖い。あの恐ろしさは、実際に体感した人じゃないと分からない。ちょっと位不便でも、安全な所が一番いい。」
というような事を良く言われます。そりゃあまあ、富山県が絶対に安全かというと、そんな事は誰にも分からない事ではありますが、地形・地勢・人口という事を考えると、相対的に富山県は安全だと思っています。
ウチの弟も「箱根」にいるのですが、いつ大規模な噴火が起きるかと思うと、兄としても大変心配ではあります。
富山県に居てくれれば、災害時でもお互い力を合わせる事は可能ですが、これだけ離れていると、何とも出来ません。
先日、箱根山の警戒レベルも上がりましたし、その後九州(宮崎地方)・関東(千葉県)と立て続けに大きな地震が起きています。
九州・南海・東南海・箱根山・富士山・・・
まあ、心配してもどうしようも無いものはどうしようもありませんけどね。
今回貰ってきた(取ってきた)本で「人は皆 自分だけは死なない と思っている」というのがあって、その帯に
「災害はいつかやってくる。でもまさか今日だったとは!」
と書いてあります。

本当にねえ・・・
不便でも毎日大変でも、安全性を考えると
富山には、そういう意味での「良い不動産」がたくさんあります。ホント、命あってナンボですよ・・・
あ、箱根山も富士山も「覚醒」したら困りますが、今回、朝乃山の覚醒は素晴らしかったですね。運も味方に付けましたが、前へ前へという積極果敢な攻めの姿勢は本当に素晴らしかったと思います。
令和は富山の時代。
かも。