女性は強い。と、私は思っています。いや!「強くならざるを得なかった」というのが本当かも知れません。
私は子供の頃、母親にこう言われ続けて育ちました。
「女の子は弱い存在なんやから、守ってあげんといかんよ!」と。
私の母親は「一人の兄と二人の弟」がいる家族関係(つまり周りは男だらけ)で育ち、父親(しかも元職業軍人)が圧倒的存在感を放つ「超父権社会」で育ったという時代背景もあって、
かーなーり!
「フェミニズム」的感覚が強いのです。その時代は本当に女性の立場は弱いものでしたからね。気持ちは良く分かります。
そして勿論私も、子供の頃から刷り込まれてきた「女性は守るべき存在」という思考が、やっぱり今も脳内にこびりついています。でも、それはそれで「男女平等」という観点からは問題なんですけどね(女だろうと男だろうと、守るべき存在は守らないといけないでしょ?という意味で)。
ただ・・・
こと「私の不動産業界歴での経験」で言うと、女性は男性に比べ
圧倒的に強いです。
その証拠(でも無いかも知れませんが)に、私の13年に渡る不動産実務の中で「独身女性(未婚・既婚問わず)」に住宅を購入いただいた事は山ほどあれど、「独身男性(未婚・既婚問わず)に住宅を購入していただいた事は
一度しかない
からです。そして特にこれは子供を持つ「シングルマザー・シングルファーザー」で顕著です。私は「シングルファーザー」の方に不動産を購入いただいた事は実は一度もありません。購入していただけるのは全て
「マザー」の方ばかり。
家を買うってのは、やっぱり「力」がいりますからね。経済力、行動力。そして
決断力。
女性は、一人になっても強いです。また賢くもあります。頑張り屋さんで前向きな方が本当に多いです。でもこれは冒頭で言った通り
強くならざるを得ない
という事でもあるでしょう。私にとって「強い人」というのはイコール「賢い人」です。「考える力」と「動く力」がある人だと思っています。
と、色々書きましたが、女性だろうと男性だろうと「正しい知識を身に着け」そしてとにかくそれを
実行していく事が最重要課題です。とにかく頭で考えるだけじゃなく、動かないと。
その辺の事を、この本を読んで再確認した次第です。
現代は、まだまだ「男社会」です。でもホント、このまま女性が頑張り続けていたら、近い将来にひっくり返っている可能性はかなり大きいと思いますし、それはそれで大変素晴らしい事だと思います。
しかし・・・
「男は弱い存在なんだから、女の子は守ってあげないといけませんよ?」と言われるのもなんか情けない感じがしますので、我々男性側も、頑張っていきましょうよ!
・・・
どっちが守る・守られるじゃなくて、お互い助け合って・尊重しあって生きていけるのが、一番なんですけどね。