日本は滅ぶ!
という説があります。そして私は『確かに!』と思います。何故か?
そりゃあ全てのものは『いつかは』滅ぶからです。
人であれ、国であれ、地球でさえ、いつかは滅びますよ。宇宙だって『絶対にいつまでもある』とは言い切れません。あれだけ隆盛を誇っていた恐竜たちもあっさりと滅んでしまいましたしね。
が、私は恐竜の話をしたいんじゃ無かったんでした。日本の『人口減』の話をしたかったんです。
日本は今、結構『ヤバい』と言われています。その理由として色んな要素があるとはいえ、あらゆる話の終着点は結局『人口減』です。
古来、どんな国や地域であっても『人口が増える所は』栄えて、『人口が減る所は』衰退していきました。
ただ。確かにそうなんですが。
私は何事にも『適切なサイズ感』というのがあると思っているんですよ。それで言うと日本の人口は『そもそも今までが多すぎたんじゃね?』と思ってしまうんです。
その証拠に(なるかどうかは分かりませんが)
今から157年前、明治維新期の日本の人口は約3400万人でした。そして、現在の日本の人口が約1億2300万人。
つまり。
たった(と言えるかどうかはさておき)157年で人口は3.6倍にも膨れ上がってるんです。よく考えると、これはめちゃくちゃ物凄い膨張率です。
と、思いません?
あなたのご家庭が何人ご家族かは知りませんが、『それまで3人暮らしだったんですが、なんだかんだで10人で暮らしています』って話なんですよ。
3人暮らしが丁度良いとか10人暮らしの方が賑やかで良いとか、その辺の判断は私にはつきません。つきませんが、結論として
『その空間に対する、適切なサイズ感があるのでは?』というのが私の意見なわけです。
そして。
また恐竜の話になって恐縮ですが、恐竜が滅んでしまった要因の大きなものとして『体を大きくし過ぎた』というのがあります。
体がデカいと、その巨体を維持する為の必要エネルギーが大きくなりますし、その為に摂取しなければならない食糧の量も大きくなります。そして体が大きいと、外部環境(暑いとか寒いとか・食糧が多いとか少ないとか)の影響を受ける度合いも大きくなります。
要するに。
恐竜というのは『巨大である』という事が生物としての一つの優位性だったわけですが、環境が変わる事によって途端にその事が『自らの足を引っ張る足枷』になってしまったという事です。だから滅びてしまったんです(実に実に残念な事ですけども)。
てことで。
もう一回結論ですが。
何事も『大きければ良い・多い方が良い』という事では無いと思うんですよ。戦時中じゃあるまいし『産めよ増やせよ』という場合でも無いだろうと。
・
・
・
なんとなく、恐竜の事を考えてそんな事を思ってしまいました。何事も『後ろ向きに考えようと思えば』そりゃなんだって暗い話にはなりますよ。全ての生き物は(勿論あなたも私も)いつか死ぬんですし、国も世界も永遠のものではないんですから。
しかし大事なのは。
どう考えれば『明るい方向に進んでいけるか?』だと思うんです。人口減なら人口減で、それはそれで良い未来が描けるのでは無いかと。
どうやって?
それは知りません。イチ不動産屋の私にそんな知見はありませんよ。ありませんけど、我々人類には恐竜以上の知性があります。
人間が本気でしっかり考えれば、なんとかなるでしょ。
有限会社ランド・プランをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで届きます。