宅建協会高岡支部主催にてカラテカ入江慎也さんの講演会がありました。とても良かった!
入江慎也さんと言えば。
皆さんご存知の通り『元々吉本興業の芸人さん』だったわけですが、5年前に色々あって退社された方です。現在は『ピカピカ』というハウスクリーニング会社を経営しておられます。
色々興味深い話があったのですが、私の記憶に特に残ったのが以下の3つです。
①人は、本当に何もする事が無いと掃除をする。そして、掃除をする事によって前向きになれる。
②悩んでいても何も始まらない。とにかく何でもいいから目標を作る。
③無駄なプライドや過去の栄光は捨てていい。行った先に何かある。
WBC理論(笑う・ビックリする・チェックする)という面白理論の話もあったんですが、長くなるので端折ります。
①は、例の事件があって職場を退社する事になり、とにかく何もする事が無くなったんだそうです。そりゃそうですよね。誰だって突然仕事が無くなったら『明日から何しよ?』と思うものです。
特に入江さんの場合は『有名人』なわけですし、事情が事情ですからね。仕事が無くなったからと言って外で遊んでいるわけにもいきません。必然的に家に籠って『何もしない』日々が続いたそうです。
そしてこうなると気分はドンドン落ち込んでいきますよね。正にどん底の日々だったでしょう。
その『とにかく何もしない日々』が続いてどうなったかというと、家の掃除をし始めたんだそうです。他にする事が無かったからでしょうね。そしてその時、芸人時代のモノを捨てたんだそうです。
この辺『何を捨てたのか?』細かく聞いてませんが、芸人時代の服とか小道具とか、表彰状などの記念品とかの類じゃないかと思います。
捨ててどうなったか?『どん底だったのが、少し前向きな気持ちになった』と言う事なんですが、メチャ分かります!私も先日『ミニマリスト』の話を書きましたが、過去のモノを捨てると気持ちが前向きになれるんですよね。
②は、多分今回の話の根幹です。『何でもいいから、小さくていいから目標を作る』。
悩んでいる人はとにかく『ただ悩んでいるだけ』という事が多いとの事で、確かにその通りです。とにかく小さい目標を作って一つずつクリアしていく。入江さんの場合はクリーニング会社で働く時に『2か月で独立する!』という目標を立てたんだそうです。
実際には独立まで1年掛かったそうですが、2か月という目標設定が無ければそのままズルズルと『言われるまま働いているだけ』という事も考えられます。『お酒の席であっても目標意識を持って参加する』というお話もあったんですが、正にその通りと思います。
③は、これも①と似てますが、やはり『捨てる』という事です。入江さんの具体例では、芸能人をやめた後、時給1200円のアルバイト(これがハウスクリーニングだった)をしていたんですが、作業着を着ながらも芸人時代に買った『高級腕時計やブランド物の長財布』を外せなかったんだそうです。
しかしある時、単純に気付いたわけです。『これって作業の邪魔になってるだけじゃね?』と。それでそれらを身に付けなくなった結果どうなったか?『更に前向きな気持ちになった』んだそうです。過去の栄光や見栄を張る事を捨てて、次のステージに向かえたわけですね。
こう考えると。
入江さんは掃除をして家やビルをキレイにしながら『自分の身も心も』キレイにしていったわけで、正に社名の通り『ピカピカ』な生き方になったわけです。
この辺、言葉にするのは簡単ですが、身をもって実践するのは非常に難しい。まず、掃除自体が非常に面倒くさい事ですし、『捨てる』という行為も実際には中々抵抗感があって出来ないものですからね。
しかし、その先にはピカピカの家があり、ピカピカの心があり、ピカピカの未来があるわけです。
私にとっては『掃除の凄み・捨てる事の大切さ』を改めて感じた講演会でした。
と言う事で。ゴールデンウィークは掃除します。掃除して、(家族を誤魔化しながら)不要なモノは捨てて。ピッカピカウィークにします!
※この感想は私が『入江慎也さんのお話を一回だけ聞いて』書いている内容ですので、ニュアンスとして間違っている所も多々あると思います。入江さんのお話を正確に記した講演録ではありませんので、話半分で聞き流して下さいませ。
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