正月って『ハレの日』の代表格のような気がしているんですが、それと同時になんとなく『昔の事』を思い出しませんか?
私だけなのかも知れませんが、非常にノスタルジックな気分になってしまいます。多分、子供時代の正月がソート―楽しかったからでしょう。
なぜ、正月が楽しかったのか?
今振り返ってみると。
一つにはもちろん『お年玉』の存在があったからでしょうね。何の生産能力もない私が、何の努力もせずに濡れ手に粟状態で数千円〜数万円もの現金を手にする事が出来るんです。
そりゃ嬉しいでしょ。
子供なのに夜更かしして良かったのも嬉しかったですね。
普段は『早く寝ろ!』と追い立てられる生活なわけですが、年末年始はその取り締まりが非常に緩かったのを覚えています。紅白歌合戦なんかも楽しみにしてましたし(個人的には中森明菜の『DESIRE』が強く印象に残ってます)。
しかし、その後の『ゆく年くる年』になると急に眠くなって、除夜の鐘を最後まで聞けずに寝落ちしていたのも覚えています。普段早寝早起きさせられていたせいで、夜中耐性が無いんですよ。
小学校高学年辺りになると『夜中なのに』子供だけで外出させて貰えたのも嬉しかったですね。初詣というちゃんとした理由があるからでしょう。
『年末~正月三が日』辺りは両親から『勉強したんか?』という恐怖の言葉も掛けられなかったと思いますし、なんなら『両親を含め、家族全員で遊んでいた』という記憶があります。
これは相当レアな事です。
とはいえ、遊びと言ってもあれですよ?
『百人一首』とか『福笑い』とか『凧あげ』とか。雪が降っていれば田んぼに山を作ってスキーをしたり、『かまくら』を作ったりという程度です。
その程度なんですが、昭和50〜60年代初頭の富山県男子って、本当にそういう『ザ・正月』という遊びで大喜びしていたんですよ。
しかし
ある時からそういった事は少しづつ消えていきましたね。
最初のきっかけは『ファミコン』だったかも知れません。家族がいなくても、外にいかなくても、一人で遊べる時代が来たんですよ。
今は更に様々なゲーム機がありますし、なんせ『スマホ』がありますからね。
一人一人でそれぞれ好きな事をする事が出来ます。YouTubeとかネットフリックスでそれぞれの好きな作品を観る事も出来ますし。
今思うと。正月と言うのは
普段はめちゃくちゃ恐ろしい両親が、非常に寛大な態度で、子供の怠惰な生活を見ても怒る事なく、子供の遊びに付き合ってくれたというのがめちゃくちゃ嬉しかったんだと思います。
この特別感。
いわゆる『ハレとケ』ってヤツだと思うのですが、昔はこの感覚が今よりも明確でしたよね。『普段と、特別な日』という。
最近はその境目が曖昧というか、無いというか。
ま、それがダメとかどうとかではなく、私個人が『そう思った』というだけの話でした。
そんな事はともかく。
皆さんはお正月休み堪能してますかね?
本日1月3日という日も『ハレの日』という事は間違いありません。
こんなブログの事は気にせず、引き続き楽しんで過ごしていただければ幸いです!
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