昨日、北日本新聞に私のインタビュー記事が掲載されてました。恥ずかしいので内緒にしてたんですが、目ざとく気付いた数人の方からご連絡をいただきましたので、観念してブログの方でも掲載しておきます。
それにしても新聞社の方って本当にスゴイですよね。私が『あーだこーだと』まとまりなく喋っていた内容を上手くコンパクトにまとめてくれてました。
しかし。読まれた方の中には。
『災害リスクも考えて住宅選びをしなければならないのは分かるけど、具体的にどうすれば良いんだよう!?』と思われた方もいらっしゃると思います。
まず一つ言いたいのはこちら
『完璧に安全な場所など無い!』
という事です。天災が無くても人災が起こる事はあります。人災が起きなくとも、何らかの(想定外の)事故が起こってしまう可能性はゼロではありません。
だって『想定外』なんですからね。
予見しようが無いんですから仕方ありません。残念ながら人間の『先見の明』というものはそこまで大したもんじゃないんですよ。
しかし、それでも私が言いたいのは
『予見できて、なおかつ”命取りになるようなリスクなら”避けましょうよ』
という事なんです。
ちなみに、我々が一番予見しうるリスクと言うのは何かお分かりでしょうか?
ズバリ答えは
『お金のリスク』です。
甘い資金計画で、身の丈以上の借り入れを背負ってしまうのはとにかくリスクが高いです。私が『安易な新築住宅購入』をおすすめしないのは正にこの点です。
そして
お金のリスクは人間の力で避ける事が出来ます。ちゃんとした資金計画で、身の丈にあった借り入れに抑えておけば良いんですからね。
対して『災害リスク』というのは中々読めません。実際、誰が東日本大震災を『本気で』予見し、能登半島地震を『本気で』予見できたでしょう?
読めませんよ。
しかし人間は賢い生き物でして、『前にこういう事があって、その時にはこういう事が起きた』という歴史を共有しています。そしてそのデータベースを、今なお積み重ねています。
となると?
『過去を紐解けば、ある程度のリスクは分かる』んです。あくまでも『ある程度』ですけども。
そして、その一つの成果が『ハザードマップ』です。それを利用しない手は無いでしょう?
というような話なんですが、一言で言えば
と言う事になるかも知れませんね。
ということで。ご自身(やお近くの方々)による『経験則』だけで物事を判断してしまうのではなく。
我々のような不動産関連業者が持っている『専門知識』や、その地に住んでいる方々の『地域情報』。そしてハザードマップなどの『公的資料』も駆使して
総合的な観点に基づいて住宅選びを行っていただければと思っております。
追記:記事の中には『耐震性能』の事も書いてありますが、私としてはそれよりも『立地・地盤』の方が絶対的に重要だと思っております。その辺の話はコチラ!
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