昨日。正直不動産の原案者、夏原武さんの講演会がウイングウイング高岡にて大盛況のうちに無事終了致しました。
超有名な不動産会社や建築会社の実名(!)も出して、『これぞ正直不動産!』という講演会でした(怖いんスけど・・・)。
個人的に一番刺さったのは
『私が書いているのは理想論かも知れない。でも、理想論を語らないといつまでも現実は現実のままで、決して良くなっていかない』
というような言葉でした。
大分簡単に、意訳してますので、あくまでも『高野はそう捉えたんだな』という感じで捉えて下さい。
実際の不動産屋からすると。
『正直不動産』という作品は、確かに理想論に見える所は多いと思います。
『何でも正直に言ってたら、まとまる話もまとまらないだろ!』とか『現実はもっとゴチャゴチャしてんだ。そんな簡単にスムーズに上手く行くわけないだろ!』とか。
しかし私は思います。『そりゃそうでしょ』と。
夏原さんも仰ってましたが、正直不動産というのはあくまでもエンターテインメントです。娯楽作品なんです。なので、まずは『楽しめる事』が一番大事なんですよ。
後味の悪い作品とかイヤじゃないです?少なくとも私は嫌です。『しょせん、これが現実なんですよ』という作品を見ても私は全然楽しくありません。何故ならそういうのは
現実世界でたくさん見ているからです。
娯楽作品の良い所は、人を楽しませながら『救い』を作り出す事が出来る点です。愉快な気持ちになりながら『そんな事もあるんだ!』とか『そうすればいいんだ!』という気付きがある。
正直不動産という作品には、そういう素晴らしい『救い』が数多く練り込まれていると思っています。
ちなみに私は今。夏原さんから直接『面白いから読みなさい!』と言われた作品を読んでおります。
それがコチラ
夏原さん原案の作品なんですが、カモのネギというだけあって、文字通り『カモネギ』の話です。
『悪いヤツにカモられるな!』そして『ネギまで差し出して身ぐるみ取られるな!』という感じの作品で、こちらも『現実にあるヤバい話』を背景としながら、娯楽性あふれる愉快で痛快な作品となっています。
『痛快な』という所がポイントですね。めちゃスッキリしますよ。
正直不動産の主人公、永瀬も良いキャラですが、キャラとしてはこの作品の『加茂教授』の方が私は断然好きです。というかメチャクチャ好きです。ファンになりました。
キャラ的に、ああ探偵事務所の妻木みたいなんですよね。
ぶっとんでて、どう見ても変人。というか結構な変態なんですが、実はヒジョー―――に人間味があって優しいという。
ご興味ある方は是非ご一読いただけたら幸いです。私と同じく、すぐに加茂教授のファンになる事でしょう。
ということで。
以上、嘘つき不動産による、(今回は)正直な感想でした!
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