富山県警内で窃盗事件があったそうで。手錠や警棒、階級章などの警察備品を盗んでフリマアプリで売却してたんだとか。
手錠や階級章はあんまり興味ありませんが、警棒は確かに欲しいかも・・・
使いませんよ。使いませんけど、なんかやっぱりなんかカッコイイじゃないですか。男子は『武器』に憧れる生き物なんです。銃とか刀剣とかカッコイイですもんね。
が、今回はそういう話ではなくて。私は今回の事件の動機が気になってるんです。
今回の窃盗事件の動機については『住宅ローンの返済や生活費の支払いで金に困っていた』となってます。
つい先日『住宅ローンの支払いがキツい場合の解決法は?』でも書いてたんですが、物価が上がり、社会保障の負担額もじわじわと上がり、良く考えたら消費税も長い時間を掛けて段階的に上がってきた中で、それでいて給料は殆ど上がっていない世の中になってます。
そりゃ、いくら公務員で収入が安定していると言っても、住宅ローンの返済はキツイですよ。
借り過ぎていた場合は。
この方がいくらの家を買われて、いくらの住宅ローンを組んでおられたかは分かりませんが、やっぱり『過大な住宅ローンを組んでいた』のでは無いかと思うんですよ。結果として『住宅ローンの返済で困っていた』と言ってるんですからね。適正な額なら『困る』という事は無かったはずです。
なので私は言いたい。『適正な住宅ローンを組んでさえいれば、この方はこんなに苦労される事は無かった』と。
そもそも公務員の方というのは。我々不動産業者や建築業者、金融機関から見て『めちゃくちゃ良いお客様』です。勤務状態は安定しているし、収入額もしっかりしています。何を言いたいのかというと資金計画がめちゃくちゃ組みやすいんですよ。
そして、その時に起こりがちなのがこちら。
『借り過ぎ問題』
借りれちゃうんですよねえ・・・。そして、不動産会社も建築業者も金融機関も、『大きい額を借りてくれて、大きい買い物をしていただければそれだけ自分の営業成績が上がる』ので、中々『借入額、その辺にしておいた方が宜しいんじゃないですか?』なんて事は言いません。
ストップを掛けないんですよ。
結果。
『これは将来支払いが大変になるだろうなあ』と思っていても、口に出す事はなく、そのままお客さんに『過大なローン』を背負わせて一件落着になってしまいます。
でも、我々業者にとって一件落着であっても、お客さんにとっては『そこからがスタート』なんですよ。我々業者はその事実を絶対に軽視(もっと言うと無視)してはいけないと思っています。
罪を憎んで人を憎まずと言いますが、本当にその通りですよ。私にとっては『過大な住宅ローン』こそが憎い。これこそが最大の敵です。
なので、これからもこの敵と戦い続けますよ。
心に警棒を握りしめて!