自分のルーツって気になります?
いわゆる『ご先祖様』の事ですね。どんな系譜をたどって現在の自分に繋がっているのか?そして、ご先祖様たちは一体どんな人たちだったのか?
というような事なんですが、私は大変気になります。
何故か?
何故でしょう。単なる好奇心と言えばそうなんですが、この世には『血食(けっしょく)』という言葉があります。
血食=『いけにえの動物を供えて先祖の霊を祭ること。子孫が続いて先祖の祭りを絶やさないこと』
ということなんですが、私は性格的に『祭り』というのが苦手なので、『お祭りの代わりに、とにかくご先祖様の事を正しく知ろう』と思っているフシはあります。
『あなた方(ご先祖様)の事はちゃーんと分かってますよ。なので、どうか勘弁してください』というような。
そんな折り。
県外にいる弟から『高野家のルーツを教えてください』という連絡がきました。
『そんな事に興味を持つとは今時感心なヤツだなあ』
と思いつつ、私の分かる範囲で(昔の戸籍謄本とか両親の記憶を踏まえて)家系図を書いて送ってやりました。
家系図といってもテキトーなものですよ。しかし、このタイミングで書いておいて良かったです。なんせ両親の記憶もボンヤリしてきてますからね。
戸籍謄本を見ればご先祖様の『名前、生没年、配偶者、子供』なんかは分かりますが、『どんな人だったのか・どんな人生を送ったのか』なんてことはよく分かりません。この辺は『その人を知っている人の記憶』が頼りです。
不動産屋なんて仕事をしていると。
『この土地を売るなんて、ご先祖様に申し訳が立たない』というような事を良く言われます。『この家を大事にしていたご先祖様に叱られてしまう』というような事も。
しかし、私はいつも思います。
ご先祖様にとって大事なのは『土地』とか『家屋敷』とか『お宝』などではなく『子孫』なのでは無いかと。つまり、『あなたという人間そのもの』を大事に思っているのでは無いかと。
だって、土地は先祖を祭りませんし、家も先祖を祭りませんし、お宝も先祖を祭らないんですからね。
祭るのはいつも『人』です。
私が先祖なら。
家屋敷がどうなろうと、子供たちが毎日機嫌よく幸せに暮らしていて欲しい。そして、たまには自分たち(ご先祖様たち)の事を思い出して欲しい。
そういった事を望むような気がします。
なんとなく、家系図を書きながらそんな事を思っていました。
間違ってますかね?ご先祖様?
有限会社ランド・プランをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで届きます。