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2025/07/03
高岡市長選“敗戦の弁”から考える、わたしたちのまちづくり
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不動産屋の日常

有限会社ランド・プラン

「高岡というまちは本当に本当に複雑で、本当に本当に難しい。
全ての市民に責任の取れる発言と責任の取れる行動をしっかりしてほしい。
私の次になる市長に強くお願いをしたい」

これは、6月28日。投票日前夜の高岡駅南ひろばで、角田現市長が語った言葉です。
聴衆の中には「えっ…」と戸惑いを覚えた人もいたようですが、
私にはむしろ、**これまで高岡のまちに全力で向き合ってきた人の“素直な叫び”**に感じました。


■ 高岡というまちは、たしかに難しい

高岡というまちは、本当に一筋縄ではいかない。

歴史が深く、伝統があって、それぞれの地域や団体に根強い想いがある。
一つの変化を進めようとすると、別のところから「ちょっと待った」がかかる。
言い方は悪いですが、“どこに気を配っても誰かに刺される”ような所もある。


■ 政治という仕事のしんどさ

政治って、外から見てる以上にしんどい仕事なんだと思います。

理想を語れば「現実を知らん」と言われ、
現実路線に進めば「夢がない」と言われる。
支持を得るには、誰かに合わせないといけないし、でも合わせすぎると芯がぶれる。
何をしても批判される、というのが本音じゃないでしょうか。

角田氏は、若い市長として走り続けた4年間。
その中で、「思い描いていた政治」が実現しきれなかった悔しさや無力感もあったはずです。
でも、本気で向き合ってきたからこそ、あの言葉が出てきたんだと思います。


■ それでも、人もまちも成長している

高岡には課題が山積しています。

空き家の増殖、地価の下落、中心市街地の空洞化、若者の流出・・・
このまちに住むわたしたち自身も、それを実感しているはずです。

でも、わたしは思うんです。

少しずつでも、まちは良くなってきている。
人も、社会も、成長してきている。

昔みたいに、武力で従わせる時代じゃない。
意見が違えば即処刑…なんてこともない。
逃げ出したら親族ごと罰せられる、そんな理不尽な時代でもない。

『そんな極端な!』と思うかも知れませんが、こんなブログを世に出したら即・逮捕される時代だってあったんですからね。


■ 「まちの未来」は、市長ひとりに任せるもんじゃない

今回、出町新市長が誕生します。
ここからまた新しい流れが始まるわけです。

けれど、大事なのは「誰がトップに立つか」以上に、
わたしたち市民ひとりひとりが、どうこのまちに関わっていくかだと思っています。

角田氏の「責任の取れる発言と行動を」という言葉、
あれは次の市長に対する“お願い”という形を取っていますが、
「このまちを本当に変えていけるのは、あなたたち自身なんだよ」という『市民に向けたお願い』のようにも聞こえます。


■ 結びに

高岡は難しい。
けれど、その分だけ、奥行きがあるまちとも言えます。
だからこそ、簡単には割り切れないし、簡単にはまとまらない。
でも、それでいいんじゃないでしょうか。

意見が違う人がいるのは当然。
だからこそ、丁寧に話し、ゆっくり進むことに意味がある。

わたしたちは、観客ではなく、プレイヤーです。
このまちの未来を、誰かに任せっきりにせず、少しずつでも“自分の物語”として関わっていけたら――

きっと高岡は、ちゃんと再生していく。
そしてその営みの積み重ねが、未来の誰かを守ることにもつながるはずです。


まちは、誰かに「良くしてもらう」もんじゃない。
わたしたちの「覚悟と行動」で、少しずつ良くしていくもの。

高岡の再生は、すでに始まっています。

・・・

誰が何を言うとるんや!』と思いました?

こわくさい事言うてすみません⤵


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高野竜成
有限会社ランド・プラン 代表取締役

高野 竜成

略歴

1976.3.29 高岡市千石町生まれ
幼少期の目標は忍者か名探偵
横田小学校卒 (西光寺剣道場所属)
高岡西部中学校卒 (体操部所属)
伏木高校卒 (野球部所属)
高岡法科大卒 (空手道秀武館所属)

宅地建物取引士
公認不動産コンサル
二級FP技能士
不動産キャリアパーソン
行政書士(元)
貸金業務取扱主任者(元)
剛柔流空手道弐段
コアネット 第8代会長
富山県宅建協会高岡支部 運営委員

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