昨日今日と福井県に行っておりました。不動産流通ネットワークコアネットの研修旅行だったんですが、その旅程の中で毛谷黒龍神社という所にいく機会がありました。
黒龍と言っても『こくりゅう』じゃないですよ。それは美味しい日本酒です。神社の方は『くろたつ』と読みます(私も初めて知ったんですけども)。
で、黒龍神社の名前が入っている扁額を見ていると不思議な事に気付いたんです。それがタイトルにある『龍』という文字。
龍という文字には左下の部分に『月』という文字があるんですが、黒龍神社の龍は『月』じゃなくて『日』になってるんです。
ま、『だからどうした!』という話なんですが、私はこういうのが非常に気になるタチなんですよ。
なんでなんでしょう?ネットで調べて見てもそれらしい話にはヒットしません。
そしてこの扁額、岡田啓介謹書と書いてあるんですよね。岡田啓介と言えばあれですよ。福井県が生んだ海軍大将であり、第31代内閣総理大臣であり、あの『二・二六事件』の最大のターゲットとされた人物です。
運よく、しかも非常にドラマチックな展開で難を逃れるんですけども。そう言えばこれも、黒龍神社の御神威なんですかねえ?
良く分かりませんが、黒龍神社についてはその後の福井空襲でも、福井地震でも難を逃れたという事ですから、やはり相当なパワーを持っている気はします。
で。
実は先日、何気なく『226』を観てたんですよ。二・二六事件を題材とした映画ですね。若き日のモックンが出てるヤツです。本当にたまたま。
その映画には当然『岡田啓介が難を逃れたエピソード』が描かれていましたので、それもあって今回の『岡田啓介の扁額』が本当に気になるんです。龍の字の『月』が『日』になっている件ですね。一体何の意味があるんでしょう?
そして、その問題を考える時。
『扁額の文字を変える』という事で有名な寺社といえば本能寺です。織田信長の件(本能寺の変)で火災にあって焼失してるんですが、それまでに何度も火事で焼失していて縁起が悪いという事で、能の字から『ヒ』を取り去った文字が使われているんですよね。
ただ、この話は非常に有名なエピソードですし、話としてもちゃんとスジが通ってるので良く分かるんですが、黒龍神社の扁額の文字(の一部)を何故変えたのかについては何の情報もありません(私がさらっと調べた限り)。
普通に考えて。
岡田啓介が本当に『総理大臣の時(昭和9年7月8日~昭和11年3月9日)に』書いたのだとしたら、いわゆる『大日本帝国』の時代なので、日本という字の『日』を使いたかったのかなあというのが一つの仮説です。
あるいは、単に『夜空にぼんやりと光る月よりも、世の中をあまねく照らす日の文字の方が縁起が良い』と思ったのかも知れません。こればっかりは岡田啓介の気持ちの問題でしょうから、本当の事は誰にも分からないんですけども。
日と月か。今思ったんですが、扁額は龍の文字に『日』が使われてるんですが、黒龍神社にあるその他の『龍』の字は普通に『月』になってます。
月は『龍』という文字の中で神社内に多数あるんです。でも、日は無いんです。
なので。
岡田啓介としては『月が出る夜だけじゃなく、日が昇る昼もこの国を守って欲しい』という意味を込めて龍の字に『日』を使ったのではないでしょうか。
全くの妄想ですから信じてはいけませんよ。信じてはいけませんが、そう思っていれば余計にパワーを貰えそうな気がしませんか?
最後に。
毛谷黒龍神社は日本四大明神の一つでもあり、日本の『北方を守る』守護神です。ちなみにその他の大明神は『東の鹿島大明神、西の厳島大明神、南の熊野大権現』と言う錚々たるメンバーです。
とにかく、黒龍神社は日本の『東・西・南・北』の四方を守るうちの北の大明神なんですよ。
北と言う事は?南の真逆ですね。南とは?
『みなみ』でもありますけど『なん』でもありますよね。
と言う事で。黒龍神社は。
『難(南)を避けて北を守る』という御神威があるのかも知れません。南を避けないと北を守れませんし、北を守れないと、日本を守れませんからね。
が、しかし。
全て私の妄想ですから、信じてはいけませんよ。全て忘れ去って下さいませ。
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