知らぬが仏。ちなみに「仏」ってどういう意味か知ってます?元々の字は佛で、一言で言えば「人に非ず」。人ならぬ者(=神)というような意味です。
沸騰の「沸」と同じ理屈ですね。水に非ず=水では無い=お湯。ま、「水じゃない」ってだけなら氷の可能性もあるのですが、そこを深く掘り下げるのは止めましょう。
ちなみに「俳優」の「俳」も同じですね。人ならぬ技(演技力)を持つ者。俳句もそうですね。人ならぬ者が作った句。
という事を言いたいわけでもなく。
私は神も仏も霊も全く感じない体質で生まれてきたので、そこだけは「不動産屋として」ラッキーだったと言う話です。
不動産屋って、色んな物件を扱うわけです。中には「事故物件」と呼ばれるものも当然あります。
色んな物件を扱うわけで、色んな物件にはそれぞれ色んな過去の事情があるわけで、それら全てを感じていたら堪ったもんじゃありません。
私が今座っている「この場所」も過去何があった事やら。(数十年も数百年も遡れば、きっと恐ろしい事はあったでしょう)
この辺で、私は好きな言葉があるんですよ。それが「風化」。報道などでは良く「事件を風化させるな!」と言われますので、なんとなく「悪いイメージ」があるかも知れませんが、それだけでは無いと思います。
風化によって「新たに生まれ変わる」事もあるのではと。
『風化』というから良くないイメージがあるのかも知れませんね。「風と共に去りぬ」と言い換えたらどうでしょう?
嫌な事があっても、風と共に消えていくのです。そういう風に考えるのも、アリで良いんじゃないでしょうか?
過去はどこかで、清算しないといけないんですよ。