不動産屋なんていう仕事をやってますと「交渉」のオンパレードです。
しかしそもそも「交渉」って何?
と思われる方も多いと思いますので、まずは「交渉」の定義を学術的に考証して見ましょう。
お!良く分かりましたね?ちょっと韻を踏んでます。
ふふ。
で、「交渉」ですが、あるサイトを見たらこうなってました。
「相手と話合いをして、取り決めようとすること。かけあうこと。」
「交渉」に色んな意味はあれど、結局はそういう事です。
何が?と言うと「相手がある」点です。
相手がある。
なんか当たり前な気がしますが、かなり大事です。交渉には相手があるわけです。では「相手」とは誰か?
不動産業で言えば、お客様の時もあるでしょう。関連業者かも知れません。官公庁のお役人かも知れませんし、近隣の方かも知れず、同業者かも知れません。
とにかく「常に相手がある」というのが交渉の大事なポイントです。で、「相手がある」という事はつまり
「相手によって反応が変わる」という事も、お分かりいただけるかと思います。
要するに
「読めない」わけです。相手がどんな反応をするか読めない。思っていたより悪い反応もあれば、思っていたより良い反応もある。そこを上手く読んで適格な手を打つのが
「タフ・ネゴシエーター(交渉人)」と呼ばれる存在です。
しかし、いくら凄腕の交渉人であっても「いつも強気で押せば」良いわけじゃないですし「ガマンすれば」良いというわけでもありません。もちろん「弱気にしてたら助けて貰える」と言うわけでもありませんし「思う事を包み隠さず言えば」良いと言うものでもありません。
何故なら常に「相手がいる」から。常に違う立場・違う考え方の相手と交渉するのですから、いつも同じ感じで上手くいくわけがありません。
しかし、どんな相手であってもここだけは守らないといけない事があります。それは・・・
どんな手を使っても相手を押さえつける事!
では勿論なく、相手に
「確かにその方が得だなあ」と理解して貰う事です。
ゆえに「交渉」と言うのは結局
「相手の事をどこまで考える事が出来ているか?」
が勝負所なんだと思いますよ。