ちょっと前、新聞でこんな小話(?)が紹介されていました。うろ覚えですが、覚えている限りで書いてみます。
ある船に、アメリカ人とドイツ人とイタリア人と日本人が乗っています。
貴方は船長(という設定)なんですが、船にトラブルがあり、乗客を、船から海に飛び込ませないとマズい状況になりました。
しかし、船から海に飛び込むのはかなり恐ろしい行為です。では乗客に、
どう言えばすんなりと飛び込んでくれるでしょうか?
というような話です。さっさと答えを書きますが、
アメリカ人には「ここで飛び込めば貴方は英雄です!」と言えば良くて、
ドイツ人には「こういう場面では海に飛び込むのがこの船の規則です!」と言えば良くて、
イタリア人には「ここで飛び込むと女性にモテますよ!」と言うのだそうです(笑)
まあ、各国のお国柄を茶化した冗談なんですが、では日本人にはどう言えば良いか分かりますか?
答えは
「みんな飛び込んでますよ!」と言えば良いのだそうです。
なるほどね・・・。
かつて、日本には「バブル」という時代があり、「不動産は、持っていれば必ず値上がりする」という「不動産神話」がありました。
「みんな」欲しがるから、必然的に値上がりしたわけですね。そして現代は
「日本は少子高齢化で空家問題も激増している。だから不動産価格は今後益々減少していく(だから不動産は持たない)」という「逆・不動産神話」がまかり通っているような気がします。
最近、どこに行っても結構な確率で
「将来が不安」
というような話が聞こえてきます。最近ホント、新聞でもニュースでもネットでも
不安を煽るような・日本が沈没するような話
が多いですからね。しかし私からすると
「皆が不安がっているから、自分も不安になっとかないと!」
というノリに見えてしまいます。「乗り遅れるな!」って感覚ですかね。
確かに、我々の将来というのは、夢のような、バラ色の未来では無いかも知れません。でも、真実は最近再放送されている「水戸黄門」の
オープニングテーマの通りですよ。
「人生楽ありゃ苦もあるさ」
てことで、周りは周りとして、落ち着いて行きましょう。
最後に不動産の話に戻しますが、不動産は今後、ますます「個別性」が重視される時代になると、私は思っています。
が、そのテーマを書き出すと本当に超大作になる(水戸光圀の「大日本史」とほぼ同レベル ※大嘘)ので、ここでは遠慮しておきます。いずれ機会があれば!