ちょっと前、イチローの現役引退の話題に触れました。で、先般、天皇陛下の生前退位がありました。
・・・
「出処進退」
と一口に言いますが「退く」が一番難しいのかも知れません。
客観的に見て
「もう、本当に大変でしょう?後進に任せた方が・・・」
と、思っても、中々「その人」には言えません。「退く」とは
自分自身で自分を”客観的に見て”決断するしか無いのです。身を切るような覚悟が必要なので、それが難しいのです。
そこで思うのが
「高齢者の免許返納」
です。
ちょっと前も、そういった事故が続けて起きましたよね?本当に痛ましい事故でした。
しかしこう書くと
「若者だって事故を起こしている!高齢者ばかりに免許返納を迫るのは高齢者いじめだ!」
という声もあるそうです。確かに、事故を起こすのに高齢も若年も無いのかも知れません。しかし。
「自分は若い時と比べて体力も瞬発力も集中力も低下してしまった」
という合理的判断は、
若者には出来ないのです。人生の酸いも甘いも経験し、あらゆる苦難を乗り越えてきた「高齢者」だからこそ、そういった
「一段階上の考え方」が出来るのです。
イチローしかり、天皇陛下(現・上皇陛下)しかり。
自分の、現時点での能力をしっかり見極め、自分で考え、決断する。そうする事が結果的に人を活かし、自分をも活かすのではないでしょうか?
現役の野球選手・現役の天皇陛下・現役のドライバー
それぞれ、ある意味「花形」と言えるかも知れません。それらの立場が無くなると、自分の存在意義が無くなると思う人もいるかも知れません。
しかし。
どんな状況になろうと、「今の自分が出来る事」を精一杯やっていれば、必ず「新しい花」が咲きます。
このバッサリ伐られた、
モミジのように!!

しつこかったですかね・・
しかし、これが


こうなって(されて)

こうですからね。
私も日々、身を切られるような事ばかりですが、それでも、その過酷な環境の中でも、出来る事をやりますよ。淡々と、このモミジのように。
芽が出て、花(?)開くまでは時間は掛かりますし、大勢の人から賞賛を浴びる事も無いですが、そんなのカンケーネー!です。
身も心も切られるような事ばかりで、心折れそうな時もありますが、頑張りましょうよ。
お互いひっそりとでも、花を咲かせましょう。誰かは、きっと見ているはずですから。
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でも、あんまり頑張りすぎると疲れるので、淡々と行きましょう。