ランド・プランの会社ロゴを作成しました。
今後さまざまな場面で使用していきますが、今回はそのコンセプトについてお話しさせていただきます。
ロゴに込めた想い
ランド・プランのロゴには、「住まいを通じて人を支える」という、創業以来変わらぬ想いが込められています。
+1982に込めた意味
ロゴ中央の「+1982」は、新耐震基準が施行された1982年(昭和57年)以降の住宅を“安心の目安”としつつも、それ以前の住宅も状態を見極め、価値ある住まいとして再生していこうという、私自身の決意を表しています。
「+」の記号には、「安心の基準に、さらに価値をプラスする」という意味を込めました。
年数や見た目にとらわれず、“その家に何を加えるか”を真剣に考える。──それが、私の仕事です。
色彩に込めた意味
【ブロンズ(銅色)】
高岡銅器を象徴する伝統の色です。
技術と信頼が、時間をかけて育まれていくように──
住まいにもまた、「時がつくる価値」があると、私は考えています。
【緑青(ろくしょう)】
銅器に自然と生じる経年の風合いです。
古くなることを否定せず、手をかけて再生することで、新たな美しさを引き出す。
それが、私の大切にしている“再生の哲学”です。
【サンドベージュ(雨晴海岸の砂浜)】
この色は、高岡の景勝地「雨晴海岸」の、よく晴れた日の砂浜をイメージしました。
雨晴と言えば、多くの人が思い浮かべるのは、日本海の青、そしてその向こうにそびえる立山連峰の白。
青と白が織りなす絶景は、まさに“主役”です。
しかし私は、あえてその“脇役”である砂浜に心を寄せました。
なぜなら、そこにこそ「暮らし」があると感じているからです。
砂浜では、人は立つことも、座ることも、寝転ぶこともできる。
家族や友人、ペットと過ごすこともできる。
地に足を着け、安心し、心を開放できる場所──
それは、まさに「家」のような存在ではないでしょうか。
私は、日本海や立山連峰のような大きく、美々しい存在などではなく、
人々が安心して立ち寄り、腰を下ろし、静かに空を見上げられるような、
そんな「砂浜」のような存在でありたいと願っています。
そしてもう一つ。
「どんなにつらい時があっても、雨はいつかやむ」。
この色には、そんな静かな希望も込めました。
ロゴの形に込めた意味
ロゴに組み込まれた矢印の意匠は、「中古住宅の再生と循環」、そして「時間を超えて住まいの価値を受け継ぐこと」を表しています。
過去を受け入れ、今を整え、未来へとつないでいく──
それが、私の仕事です。
ランド・プランは、伝統と歴史を重んじながらも、そこに新しい価値観をプラスすることで、住まいに革新をもたらし、人々の生活を足元から支える会社です。
そして私は、その志を胸に、これからも粛々と歩みを進めてまいります。
真面目に語りすぎたかもしれませんな。以上、砂浜がお届けしました!
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