後悔しない中古住宅シリーズも第5原則まで来ました。書くの意外と大変です。私自身が一番後悔してますよ。
しかし、あなたに『住宅選びで』後悔させるわけにはいかないんです。という事で引き続きしっかり書いていきます。
第5原則は『住宅の床面積』についての話です。原則の文言はこちら
リフォーム費用は天井知らず 立派な家に騙されるな
突然ですが皆さん、家一軒のリフォーム費用っていくら位かかるかご存知でしょうか?
100万円?500万円?800万円?1500万円?2000万円!?
さっさと答えを書きますが、たとえ『同じ家』であっても、リフォーム内容によって上記程度の差はフツーに出ます。100万円で済ませても『リフォーム済み住宅』ですし、2000万円以上掛けても『リフォーム済み住宅』です。
要するに、一口に『リフォーム済み』と言ってもピンキリなんです。
そして、リフォーム費用に天井はありません。実際にあなたの周りでも『自宅リフォームに1500万円以上掛けた』という方は結構いらっしゃるはず。
以下は私の愚痴みたいになりますが。以前、非常に『床面積が大きい』中古住宅を扱いました。立派な家だったんですよ。正に豪邸。しかし立派な家は、リフォームに掛かる費用もまた立派。
『外壁を直す』と言っても、一般的な家と比べると対象範囲がめちゃ広いです。床下のシロアリ防除をすると言っても同じ。施工の対象範囲がめちゃ広いんです。
屋根を直すのも一緒。内装を直すのも一緒。つまり、デカい家はとにかくお金が掛かるんです。
トイレも2か所(3か所る)あればその分トイレに掛かるリフォーム費用も2倍、3倍になるわけですし、洗面台も同様。
部屋が多ければその分『エアコン』を取りつける場所も多くなりますので、そのお金も掛かります。
そこで私は思うんですよ。『そんなに広い家っている?』と。では、どの程度からが『広い家』なのか?
これについてはそもそも、富山県というのは日本で一番『一軒辺りの床面積が大きい県』です。そもそもが富山県の家はデカいんですよ。
デカいと言ってもどれくらいなのか?この点、色んな統計の取り方があるんですが、こちらのページを見ると『171.80㎡』となってます。坪数にすると52坪ですよ。デカくないですか?
ちなみに、これで見ると『全国の』持家住宅の床面積平均は『36.2坪』となってます。確かにこれくらいの数字であれば『なるほど、そんなもんだよね』と思います。
それに比べて富山県の52坪て。そもそもがデカいですよ。
しかし、富山県の平均であり、『デカすぎる』というわけでもありません。私の感覚的にも、『52坪なら子供部屋もしっかり取れるし、収納スペースも十分だし、家族構成によっては結構良いんじゃないかな』と思います。
52坪程度までなら、リフォーム費用も、まあまあ現実的な数字で抑えられます。
でも、フツーにリフォームしだすと、フツーに1000万円位は掛かってしまいますが・・・
ただ、これ以上の『55坪』とか『60坪』とかになると、気が重くなります。更にそれ以上の『70坪』とか『80坪』になると、多分無口になると思います。
お金が飛んでいくのがツラくて。
更に床面積が『90坪』を超えると・・・
逃げ出したくなります。
それほどリフォームにはお金が掛かるんですよ。
52坪位の家で止めておけば、後悔する事は少ないと思います。そして、家族構成によっては36坪で十分ですし、もっと小さい家(18坪とか)でも十分な場合もあります。
しかし、逆に言えば。富山県にはそもそも『18坪の家』なんて小さいは数が少ないという事でもあります。それは『52坪』という平均床面積が物語っています。
なので『もっと小さい家(例:平屋)でいいんです』と言われても、富山県の家は52坪が平均なので、小さい家を探すのもまた難しいんですよ。
と言う事で今回の結論は『身の丈にあった家を選ぼう』という事でした。
どうしても『立派な家(広い家)』というのに憧れはありますが、快適に住む為には膨大なリフォーム費用が掛かりますし、住み続けるに当たっての維持管理費もバカになりません。
不必要にデカすぎる家を選ぶと後悔します。かといって、富山県の平均を考えると小さい家を探すのも困難です。
現在のご家族構成と今後のご家族構成、そして富山県の平均坪数を良く考えて
身の丈に合う、現実的なサイズ感の住宅を選んでいただければと思っております!
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