今回は不動産取引におけるタブー(禁忌)である値引き交渉についてのお話です。何故 値引き 交渉ネタがタブーなのか?
不動産業者の手の内をさらす事になるからです。
しかし、私自身はそれで不利になる事は無いので、さらっとさらします(洒落になってます)。
今回の文言はこちら
価格交渉真剣勝負
値引きゲームに騙されるな
です。まず、不動産取引において値引きはあるのか?答えは『相手によります』というのが正解になります。ちなみに、弊社では絶対に値引きはしません。絶対に。です。
何故か?
『土地の相場や建物の残存価値をしっかり考えて、”割安”と思っていただける価格を付けているという自負があるから』です。
長いですね。
もう少し短く言うと『値付けに絶対の自信を持っているから』となります。つまり『値引きする理由が』ありませんし、これ以上値引きする余地も無いという事です。
もう一個言うと『お客さん間に不公平感を作りたくないから』もあります。ある人には値引きして、ある人は値引きしないとなると、どうしても不公平感が出るでしょう?
また、お客さんの中には「私は10万円値引きして貰えたけど、他の人は20万円値引きして貰っているのでは?」という疑心暗鬼に陥られる方が出てくる事も考えられます。だから弊社の場合は全て『定価取引』に統一しているんです。
では、どんな場合なら値引きが通用するのか?これはズバリ
『相場よりもふっかけた値付けを行っている場合』です。
そういう場合は値引き交渉してokなんですが、ここで問題になるのが『相場』の問題です。野菜とかお米とかの相場なら何となく分かりますが、不動産の相場というものは一般の方では中々分かりません。
どうすれば『不動産(特にこの場合は中古住宅)の相場を知る事が出来るのか?』
ここはしっかりと説明しようと思うと長くなるんですが、一言で言えば『土地と建物を分けて考える』と言う事に尽きます。
『中古住宅』という事で土地と建物をまとめて考えるから分からないんですよ。
土地は土地で相場を調べます。土地は『公示価格』とか『路線価』とかの不動産データが色々公開されてますので、一般の方でもある程度ざっくりと調べる事が可能です。
大体の土地相場が分かったら、中古住宅の価格から土地代を引きます。そうすれば、残ったのが建物価格です(消費税を含んでいる場合もあります)。
中古住宅価格-土地価格=建物価格
あとは建物の実際の姿を見て判断ですね。ここはイメージで結構です。
ボロッボロの建物なのに『建物価格1500万円』なんて付いてたら『なんで!?』という事になりますし、それなりにリフォームされていて綺麗なのに『建物価格550万円』なんて付いてたら『これならお買い得だな』と言う事になります。
土地建物の内訳が分からなければ!
直接『不動産業者に聞いてみる』というのも手です。
ちゃんと答えてくれる不動産業者なら『ちゃんとと考えて値付けをしている』という事になりますし、ちゃんと答えられない不動産業者なら『ちゃらんぽらんな値付けをしている』可能性が高いです。
つまり、その『ちゃらんぽらんな分』価格交渉の余地が残されているという事になります。ただし、こっちも『ちゃらんぽらんな値引き交渉』しちゃいけませんよ?こちらは『不動産データと必要性に基づいた論理的な値引き交渉』をしないと。
私はもう、夜も眠れない位『不動産データと必要性に基づいた論理的な値付け』を考えてますからね。準備段階から真剣に真剣に考え続けて決めてるんです。
遊びじゃないのよ値付けは。
はっは~♪です。
もう一個言っておきますと。
『物件も見ずに』軽~い気持ちで価格交渉をされる方もいらっしゃいますが、例えるなら価格交渉というのはお互い腰に刀を差して『抜けば斬る』という覚悟で行うものです。
物件を見て、しっかり考えて、覚悟を決めてから『値引き交渉』という刀を抜いて下さいませ。
あ、繰り返しになりますが私自身は値引きを絶対にしませんので、上記のような覚悟はいりませんよ。
私の方はいつも無腰(刀を差してない状態)で歩いているようなモンですので、お気楽にお声掛け下さいませ!
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