ということで、『後悔しない中古住宅選び鬼8則』を始めていきます。『ということで』の意味が分からない方は前回のブログをお読みくださいませ。
はい、ありがとうございます。と言う事で始めていきましょう。ちなみに、鬼8則というのは『鬼の原理原則8つ』の省略です。
その原理原則の一発目なので、結局これが一番大事という事です。武道なんかで良くある『最初に習った事が実はその流派の奥義だった』というのと一緒です。
その、第一原則がこちら!
不動産は立地が全て。綺麗な家に騙されるな
です。『中古住宅選びなのに家で選ばないの!?』と思いません?選ばないんです。というのは。そもそも中古住宅とは何か?
不動産です。では不動産とは何か?
土地と建物です。
ここまでOKですね?ではこの二つのうち、不動産の本質的価値はどちらか?
・・・
土地です。
何故なら、建物は必ず劣化していきますし、いつかは必ず消えてなくなるからです。しかし、土地は原則として消えません。ずっとそこに残ります。なので、不動産とは結局『土地』の事なんですよ。
『中古住宅選び』となると皆さんどうしても『間取りがどう、駐車スペースがどう、外観がどう、水回りがどう、内装がどう、欠陥がどう』という所に注目してしまいます。
しかし、建物と言うのは何とでも出来るんですよ。所詮、人が造ったものですからね。
そりゃ確かに構造上の問題などもあって『本当にどんな事でも』出来るわけではありませんが、工法によっては間取りを変える事も出来ますし、一部を壊して駐車スペースを作ったり、外観を綺麗にしたり、水回りを交換したり、内装を今風にしたり、欠陥を解消するなんて事は、なんとでも出来るんです。
要するに。建物は『自分で変えられる』んです。一方土地(利便性や環境)は『自分では変えられない』んです。もし中古住宅を買って『建物の事で』失敗したとしても、何とでもリカバリー出来ます。致命的な後悔にはならないんですよ
でも、土地(利便性や環境)で失敗すると、リカバリー出来ないんです。売って買い換えるという方法はあります。しかし、『失敗した土地』を売るのはとてもハードルが高いんです。何故なら、そもそもの『不動産としての本質的価値が低いから』です。
だから是非、皆さんが今後中古住宅を買う事があるのであれば『建物よりも立地』を重視して選んで下さい。繰り返しますが建物の後悔は何とでもなるんです。なんとでも手直し出来ますし、もっと言えば『取り壊して土地として売る』事も可能です。立地が良ければ逆に『儲ける』事も出来てしまいます。
そのお金で、再び中古住宅を買い直すなんて事も出来てしまうわけです。立地さえ良ければ。
逆に。
立地が悪い物件は、売れません。どんなに綺麗な家であっても時間の経過によって必ずその魅力は失われてしまいます。その時に『土地自体の魅力が無いと』売れません。いわゆる『負動産』になってしまうんです。
人間も同じかも知れませんね。
若くてキレイな外見の人はそりゃあモテるでしょうが、人間の『本質的価値』は見た目ではありません。『人間性』です。人の容貌は残念ながら経年によって変わっていきますが、その人の人間性というのは基本変わりません。
というか、逆に経年によって『磨かれて』いくものです。
ということで。
中古住宅を選ぶ際は『綺麗な家』よりも『立地(利便性・環境)』が大事です。
見た目の美しさに、騙されないで下さいませ!
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