先日。我が子に読ませようとこんな本を買ってみました。
『親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの?人生というリアルなゲームの攻略法』
実は。意外かも知れませんが。私はお金が嫌いではないのです。
結果。
子供は一切の興味を示さなかったんですが、私だけが貪りつくように読んでしまいました。
内容の方は『第8章』まであるんですが、正直『第1章』だけで本当に素晴らしい。『全ての初伝は奥義に通ず』という言葉がある通り、こういうのは最初が肝心なんですよ。
最初に伝える事こそが一番大事なんです。
で。
この本の初っ端に書かれているのがこれです。
『なにかを選べば、別のなにかをあきらめなければならない。トレードオフを理解しよう』
・・・
本当にその通り!!!
『あれも・これも』は無理なんですよ。『選ばないと』いけないんです。そして『何かを選ぶ』という事は!
『それ以外をあきらめる』という事です。不動産の物件探しでも良くあります。
Q.『便利で安い物件ってありませんか?』
A.便利な物件は皆が欲しがるので、どうしても価格が高くなります。
Q.『便利で静かな物件ってありませんか?』
A.便利な物件の周辺には色んな施設が作られているので、どうしても賑やかになります。
Q.『不便で汚くて良いから、とにかく格安な物件ってありませんか?』
A.それなら・・・あるでしょう。
という話です。
何を優先して、何をあきらめるのか。あきらめる『覚悟』が問われているわけです。
とはいえ。
あきらめると言うのは本当に難しい。かくいう私だって、呑んでいる時は。
『今日の〆はラーメンにしようかな?ご飯ものにしておいた方が良いのかな?いっそ両方とも食べていいんじゃない?』などと考えてしまいますから。
しかし、そんな事をしていると!
翌日の体調に響くでしょうし、体重(体形)にも響くでしょうし、健康にも響くわけです。当然、お財布にも響きますしね。
『酒を呑みまくって、〆にラーメンを食べて、ご飯も食べて、そして二日酔いにもならず、なおかつ体形も維持できて、超健康体で、超お金持ち♪』
という事が叶うのなら私だって呑んで食べまくるんですが、それは無理なわけです。何かを叶えたい(例:明日の健康)のなら、何か(例:目の前のラーメン)を諦めないといけないんです。
とか書いてたらラーメン食べたくなってきましたね。誰か今日のお土産に10万円分の商品券でもくれないでしょうか?
というのは悪い冗談ですが、トレードオフで考えると某首相は『ケチ』という悪評を恐れてはいけなかったんですよ。
その代わりに『クリーンな人』という定評があったんですから。
『ケチだけどクリーンな人』と評価された方が良かったのか、『太っ腹だけどダーティな人』と評価された方が良かったのか。
これも結局、トレードオフなのです。
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