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2025/06/30
高岡市長選終了。「税金は真摯に使って欲しい」高岡商人の叫び
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地域を考える

有限会社ランド・プラン

高岡市長選挙が終わりました。
結果は、まさかの出町譲氏 圧勝。

もちろん、私は以前のブログ「よそ者」としての視点を重視するのは全然ありだと言っていましたし、私の周りの方々(取引業者さんやお客さん、同業者など)の声を聞いていても似たような事を言う方が多かったので「もしかしたら、もしかするかも?」とは思っていました。

ただ、こんなにも圧倒的な差が出るとは、全く思っていませんでした。
出町氏43,223票、角田氏26,582票、中川氏5,437票。

この件は、本当に――
真面目に総括しないといけないと思います。
政治家の方々も、我々市民も。


さて、ここで。

本日の富山新聞18面「高岡市長選記者座談会」に、興味深い一文がありました。

高岡は商売人のまちだから、税金の使い方に敏感に反応した面はあったのかもしれない

これですよ、これ。
私も高岡市で商売をしている「高岡商人の端くれ」ですから、この事はものすごく実感しています。


以下、私の話になりますが――

学生の時、そしてサラリーマンの時も、正直「税金」なんてまったく興味がありませんでした。

学生時代は先生から「税の日のポスターを描きなさい」という宿題を出されて「まあ、しゃーないよね」と描いた思い出しかありませんし、サラリーマン時代も「結構引かれるなあ」と思いつつ「まあ、しゃーないよね」と同僚と話し合っていた思い出しかありません。

でも。

自分で事業を始めてから、「税金」という存在が、生活にどれだけ深く入り込んでいるかを骨身にしみて知りました。

あれにも、これにも、何をしても――税金。

「わしら税金を払うために仕事しとんのか?」
と愚痴ってしまった事も、一度や二度ではありません。


いや、もちろん!

税金は必ず払わなければなりません。絶対に我々の生活の為に必要なものであり、大切な義務だとも分かっています。なので、こわくさい節税策なんかも全く考えてません。

なぜか?

そんな事を考えているヒマがあったら、いかにお客さんに信頼してもらえるか、安心して買ってもらえるかを考えたいからです。高岡商人が日々大事にしている事は「信用第一」そして第二に「商売繁盛」です。そこに「賢く節税♪」なんて考えは入って来ないんですよ。


だからこそ。

税金は、真摯に使ってほしいんです緊張感と透明性を持って、本当に「市民のため」になる事に使ってほしい。

そんな姿勢で政治してくれとったら、喜んで税金納めるし、喜んで一票入れるんや!

――それが、私の魂の叫びであり、
高岡商人、そして高岡市民の叫びだったのかもしれません。


これがね。皆が豊かな時代だったら、まあいいんですよ。

税金の使い方にちょっとモヤッとすることがあっても、「ま、それくらいはな。政治家の人らも一所懸命やってくれとるんやから。役得みたいなんも必要やろ」で済ませられます。

実際、我々商人でも「節約だけしとりゃあいいっちゅもんやない。使う時にはガツッと使うんや!」みたいな考えは常に持っています。「損して得とれ」という精神も根付いています。だから、「今はつらいけど、将来の事を考えたらこうしといた方がいいんや!」という長期的視野も持ち合わせている積りです。

でも、今は本当に大変な時代です。

子育て、介護、教育、物価高、災害からの生活再建…
何かとギリギリの生活をしている人(もちろん私も含めて)が多い現代では、税金の1円にも意味を問いたくなるのが当然です。

そして、本当にそれは必要な支出なのか、本当に「市民の為の支出」なのかを問いたくなる。

税金の使い道は、個人や会社、役所の未来だけではなく、私たち全体の未来に直接つながっているからです。


市民から集めたお金ならば、
市民皆の知恵と声も集めて、
市民のために使ってほしい。

ただ、それだけなんです。


ふう・・・

なんかメチャクチャ暑くないですか?私が税金の話をしているからですかね?

まあとにかく――
高岡市民は「チェンジ」を選びました。

ノーサイドで、より良い未来へ進んでいけたらと思います。

だって、ここは

我々自身と、そして我々の子どもたちが住み続ける、愛すべきまち

なんですからね。


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4 件の投稿

  • りん より:

    そーだそーだ!!!
    税金をきちんと使うか皆んな見てるって事だぞ!

    • 有限会社ランド・プラン より:

      託している以上ゴチャゴチャ言いたくないんですが、やっぱり商売人として「お金の大切さ」は身に染みてますので・・・
      そして「信用」も。政治家の方々と違って、われわれ商売人はこの「信用」を無くすともう明日から立ち行かなくなります。その辺は「任期よりも人気」です。人の気持ちが離れたら『即・おしまい」なのが商売ですからね。
      政治家の方にも、そういった緊張感をもって事に当たって欲しいというのが正直な願いです。もちろん、そういう政治家の方もたくさんいらっしゃると思いますが!

  • リクルート より:

    子育て世代に厚く、角田さんにも
    良い面も沢山ありました。
    誰がなっても一緒だから期待しないという
    無関心層の心も掴めるカリスマなど
    存在しないのでしょうね。
    高野さんは、お客さんの心を掴んで
    離さないで下さいね!

    • 有限会社ランド・プラン より:

      リクルートさん、全く仰る通りです!私は個人的に角田さんは歴代市長の中でも「偉大な高岡市長の一人」と言われて良い方だと思っております。大きい所で言うと高岡市の債務超過問題、新型コロナウイルス、そして能登半島沖地震という、大きな課題がバンバン降り注いでくる中でもしっかり戦い抜かれた事に心から感謝しております。子育て世帯に手厚く、外交力や発信力も素晴らしく、私としては「カリスマ性」も感じておりました。
      「誰がなっても一緒だから期待しない」という考えは寂しいですよね。選挙は祈り(意宣り)のようなものです。せっかく意を宣る機会があるのにスルーするのは勿体ないと思っております。
      私みたいなもんがお客さんの心を掴む事など出来ませんが、「真摯に寄り添う」くらいなら出来ると思っております。これが出来んようになったらもう引退ですわ!

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