本日は皆さんご存知「人国記」 のお話です。
・・・知らない?そして興味もないから読まない?ちょっと待ってください!富山県に住んでいる方・これから富山県に住もうと思っている方にとっては絶対に参考になる内容ですから!
この「人国記」、簡単に言えば『日本全国津々浦々の風俗・気風(きふう)をご紹介しますよ』という書物です。
成立は室町末期とか(西暦1500年初頭?)。今からちょうど500年位前ですね。
残念ながらその頃まだ私は生まれていませんので、本当にその頃に成立した書物なのか、また、どういった経緯で作られたのかも知りません。
しかしとりあえず本当に『ニッポン全国♪津々浦々♬』の話が載ってます。当時にも私のような「地域ウォッチャー・人間ウォッチャー」みたいな人がいたんでしょうな。
で。
私は腐っても富山県民ですので、他の地域はさておき、とにかく『富山県人の気質』が気になるわけですが、富山県人の紹介記事についてはコチラのページが大変分かりやすかったです。
ただ、その内容をもっと簡単にご説明すると。
まずは『越中国の風俗、陰気の内に智あり、勇あり』で始まります。ここは富山県人としてそれなりに誇らしい気分になります。
『陰気の内に』と書いてあって『陰気』が大前提のように書かれますが、まあそこは受け止めます。
そこはokなのですが、その後すぐに『佞なる処多し』という文章が来ます。
佞ってのは『心がねじけている』みたいなニュアンスです。中国とか日本でも、皇帝や将軍を篭絡してダメにしてしまう臣下は「佞臣」って言われるじゃないですか?少なくとも全く『忠臣・義将』などといったイメージではなく、じめ~っとして陰謀深い感じです。
・・・
富山県人らしいですか?
その他、人国記には色々な事書かれているんですが、とにかく人国記を読んで私が受けた全体的なイメージとしては
富山県人は知恵も勇気もある。
しかしその知恵は、細かい事ばかりを気にして大局を掴もうとしない、小さな知恵である。
その勇気は、自らの誇りを守る為に我が一命を惜しまないというだけの、小さな勇気である。
という感じになります。
しかし。
だからこそ。
『敵に回すと厄介』という存在でもありますけどね。
『細かい所ばっかりに知恵が回って、陰謀深く、自らのプライドの為には命も惜しまず攻めてくる』って、めちゃくちゃイヤでしょw
とはいえ・・・
県民性なので仕方ないのかも知れませんが、私自身としてはもうちょっと
視野が広く・大局観を持ち・明るく爽快な人
にならないとなとは思いました。
ま、500年以上も続いてる県民性ですから、中々難しいでしょうけども。
ということで、以上が「人国記」から読み取れる我が富山県民の姿でした。参考になれば幸いです!
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