やはり自分は、昭和男子だった。
そう改めて感じる出来事がありました。
昨日、自社のYouTubeチャンネルを整備していたところ、おすすめ欄にこんな動画が表示されたのです。
「友近サスペンス劇場Ⅱ 寝台特急『はつゆき』殺人事件」
もう、タイトルだけで勝ったようなもんですよね。友近+サスペンス。そして寝台特急が走り、殺人事件が起こるんですよ?これだけでも決まってますが、何より『はつゆき』という名前が良いですよね。
旅情を誘いますし、なんとなく「意味ありげだな」と思わせてくれます。
これもはもう、絶っ対に見るしかないでしょう。
ということで早速「Ⅱ」を観たところ、これが実に面白い。その勢いで「Ⅰ」も観ましたが、いやあ、見応えがありましたね。
観ているうちに、
「子供の頃に戻った感じ」
がしました。
この感覚は、1980年代を「子供」として過ごした方なら、きっと分かっていただけるのではないでしょうか。
昔のサスペンスドラマは、だいたい夜9時から始まり、終わるのは11時頃。
当時の子供は、「夜9時には寝るもの」と教えられていました。
普通に生活していれば、本当にその頃には眠くなります。
翌日が学校なら、午後10時まで起きているだけでも精一杯。
それでも、大人の世界をのぞき込むような気持ちで、サスペンスドラマを観てしまう。
「明日は休みだから」
「最後まで観たらすぐ寝るから」
そんな言い訳をしながら、こっそり夜更かしをする。
え?録画して、昼間見ればいいじゃないかって?
あなた、平成人ですね?
私はビデオなんてものが「一般家庭に普及する」前の時代の話をしているんですよ。その当時、自宅に録画機器があった子供なんて、スネ夫くらいのもんです。
もちろん。
子供がサスペンスドラマを見たって、内容をすべて理解できていたわけではありません。
それでも、温泉旅館、刑事、愛人、ルポライター(何それ?)、遺産相続、寝台特急、殺人。
そこには、子供の日常生活とは全く違う「大人の夜」がありました。
今回の友近サスペンス劇場には、その空気がそのまま残っていたんです。
しかも、今回の「Ⅱ」で最も重要な事は、石川県が舞台になっていることです。
本日の富山新聞でも、
「友近さん主演サスペンス ロケ地・七尾で上映会 『復興をお手伝い』」
という記事が掲載されていました。
能登半島地震からの復興を応援する意味でも、未見の方にはぜひご覧いただきたい作品です。
というか、サムネイルからして、もう見事に昭和サスペンスしてるでしょ?こりゃあ「子供は見ちゃだめ!」と言われてもこっそり観てしまうってもんです。
明日も学校があるというのに。おそらく、午後10時頃には睡魔に襲われるというのに。
それでも惹かれてしまうのです。
昭和男子は。
まあ、昭和女子も同じかもしれませんけどね。
ちなみに友近さんは1973年生まれで、私より2学年上。
こちらもバリバリの昭和女子です。
でなければ、こんなドラマを、ここまで真面目に(?)作りませんって。
もちろん、内容はパロディです。
「そんなことあるかい!」
「予定調和すぎるやろ!」
「なんやその不自然なセリフ回し!」
そんな事で突っ込もうと思えば、いくらでも突っ込めます。
しかし、それがいいんです。これは”娯楽”なのですから。
歌舞伎で見栄を切る。
水戸黄門で印籠が出る。
教師びんびん物語で『抱きしめてTONIGHT』が流れる。
我々視聴者は、それを待っているのです。
「来た来た!」
「これこれ!」
と、いいながら茶の間で盛り上がる。
人は、必ずしも「びっくりしたい」わけではありません。
確かにサプライズも大事な時もありますよ?「大!どんでん返し~♪」みたいな。
しかし、
「あはは、そうそう、これこれ」
と思える安心感も、同じくらい大事なのです。
昭和から長い時間を巡り、令和の現代に突如現れた『友近サスペンス劇場』。
この作品が、石川県、そして北陸全体が盛り上がるきっかけの一つになれば幸いです。
そして最後に、友近さん。
ぜひ次回は、高岡で事件を起こしてください。
高岡には、古い町並みも、寺も、川も、海もあります。美味いものも温泉もあります。
寝台特急はありませんが、氷見線ならあります。目立った崖はないかもしれませんが、高岡古城公園のお堀端があります。なので、ここは一つ。
【国宝・100名城巡りミステリー 勝興寺・瑞龍寺・高岡古城公園連続殺人事件】
なんてどうでしょう?そしてその時は、ランド・プランも是非協賛しますよ。
※作品内で流れている企業CMも本当に秀逸です。是非皆様も「飛ばさずに」ご覧になってみてくださいw
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