『五十歳からの知的撤退戦』という本を読みました。
佐藤優さんという、元外交官の方の著作です。
かくいう私が、ちょうど50歳。
下の子も今年から大学生になりました。
もちろん、まだまだお金は掛かります。
でも、
「まあ、子育ても一応、一段落したな」
と思う、絶妙なタイミングです。
いや、本当にお金は掛かるんですけどね。
ただ、あの頃のように「手」は掛かりません。
子供が小さい頃の夏休みなんて、親にとっては迷惑なだけです。
食事を用意して、夏休みの宿題を手伝って、どこかへ遊びにも連れていく。
遊びに連れて行けば、うるさい。
ああでもない、こうでもないと騒ぐ。
しまいには、泣く。
家にいても、うるさい。
「早く学校に行け!」
と思ったものです。
私だけでしょうか?
ところが、さすがに子供が21歳と18歳になると、そんなこともなくなります。
そして手が掛からなくなると、不思議なもので、
「あれ? 私は次、何を可愛がればいいんだろう?」
と思ってしまうんですよね。
今までは曲がりなりにも、子供を可愛がってきました。
しかし、子供は親から離れていきます。そして、そうしてもらわないと困ります。
では、犬や猫でも飼うか。
家族が嫌がります。動物が苦手なので。
では、親を可愛がるか。
そんなバカな。親は感謝の対象であって、可愛いと思う対象ではありません。
では、妻を可愛がるか。
そんなバカな。妻が嫌がります。ストーカー規制法とかで警察に相談される可能性すらあります。
孫が生まれる気配も一切ない。さあ、困った。
50歳の私は、これから一体、何を愛せばいいのでしょう?
そこで、私の敬愛するシャーロック・ホームズを思い出しました。
彼は丁度50歳になった頃、探偵業を引退し、養蜂を始めています。
養蜂・・・
ハチか・・・
怖いだけで、全く可愛いとは思えないぜ!
そんなことを考えていたタイミングだったので、この本は大変刺激になりました。
50歳前後の方なら、
「ああ、分かるわ」
と思うところが結構あるんじゃないでしょうか。
気になる方は、ぜひ読んでみてください。
ただ・・・
残念ながら、この本を読んでも、
私がこれから「何を愛でればいいのか?」は分かりませんでした。
とりあえず今は、甲子園を愛でていますが。
明日は準決勝戦ですからね。本当に楽しみです。
でも、甲子園が終わってしまったら、私は一体どうすればいいんでしょう?
・・・
ま、終わってから考えましょうか。ではまた。
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