令和8年8月27日の豪雨。
その日からの雨で、氷見市をはじめとした富山県西部のほか、石川県・福井県の各地で甚大な被害が出てしまいました。
被害に遭われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
今回の豪雨では、弊社が以前取り扱った氷見市某所の住宅でも、床下浸水の被害があったと伺いました。
幸い、今のところ床上まで浸水したとは聞いていませんが、以前扱った住宅で実際に被害が出たという話を聞くと、やはり何とも言えない気持ちになります。
正直に言えば、悔しいです。
中古住宅を仕入れる際、私はハザードマップだけを見て判断しているわけではありません。
実際の地形や周辺との高低差、過去にどのような被害があったのか、売主さんや近隣の方のお話、そして不動産業者間の情報など、できる範囲ですが、色々な材料を集めて真剣に判断しています。
私はこの地域で50年暮らしてきましたし、不動産の仕事も長く続けてきました。
小学1年の頃ですが、膝まで水に浸かって、半泣きになりながら学校から帰宅した事もありました。
それとは別に。
登下校の道路とは全く関係のない、小矢部川や千保川の氾濫を見に行った記憶もあります。野次馬として。
大人になってからも、地域の不動産業者同士のつながりから入ってくる情報は、他の誰よりも真剣に聞いてきました。
そして、そうした経験の上で。
「この場所は比較的安全」「ここはちょっと危ない」と判断してきたんです。
それでも、今回の豪雨は、私にとっても本当に想定外でした。
自然災害について考えるとき、つくづく思うのは、「絶対に安全な場所はない」ということです。
地震もあります。大雨もあります。土砂災害もあります。大火事だってあります。
どこに家を建てても、どこで中古住宅を買っても、危険がゼロになることはありえません。
悔しい事ですけども。
ただ、ここで思うのは。
家選びというのは「比較問題」なんだろう。という事です。
同じ豪雨被害を受けた場所であっても、床下まで水が来る場所と、床上まで浸水する場所では話が違ってきます。
車が水没するほど水が来る場所や、崖崩れ・土砂災害の危険が高い場所とも、当然ながら違います。
そう考えると。
「安全か、危険か」
という単純な二択ではなく、
「この場所はどの程度の危険性があるのか」
という点を、比較考量して考えるしかないのだと思います。
・・・
今回、弊社が取り扱った住宅で床下浸水があったという事実は、私としても重大に受け止めています。
一方で。
当時の判断について考え直してみても、今回のような豪雨を予測し、何らかのアクションを取れたかというと、それは現実的に難しかったとも感じています。
自然災害にはどうしても、人智を超える部分があります。
だからといって、
「どうせ人間には何も分からないのだから、何をしても仕方がない」
とも思いません。
分かる範囲で調べる。
過去を調べる。
地形を見る。
地域の人の話を聞く。
そうして、本当に危険性の高い場所を、できるだけ避ける。
不動産屋にできるのは、結局その程度の事なんだと思います。
非常に情けない話ですが、人間が、自然世界の危険性を完全にゼロにすることは、多分無理です。
しかし、その危険性を、少しずつ減らしていくことはできるはずです。
今回の豪雨は、その限界と大切さの両方を、改めて考えさせられる出来事になりました。
改めて、今回の豪雨で被害に遭われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
被害の程度はそれぞれ違っても、住まいに水が入るということ自体、大きな不安や負担を伴うことだと思います。
一日も早く普段の生活を取り戻されることを願うとともに、私もこの地域で住宅を扱う者として、今回の出来事をしっかり刻み込み、真剣に検証し、今後の情報提供に活かしてまいります。
自然災害を完全に無くすことは、無理です。
しかし。
予防し、被害を軽減する事は、出来ます。
その為に私がやるべきことを、ちゃんとやります。
有限会社ランド・プランをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで届きます。

















