本当にそうだなあと思います。内村鑑三先生はよく分かってますよ。ちなみに正式にはこうです。
家庭は、日本人最大多数に取りては幸福なる処ではなくして、忍耐の所である。
色々ご意見があるとは思いますが、一旦受け止めてください。そして、この言葉のポイントは「日本人最大多数」という所です。
「世界中の人」とは言ってませんし、「日本人全てが」とも言ってません。あくまでも「日本人の大体の家庭は」という事です。
その次にポイントとなるのが「処」と「所」の違いですよね。どちらも読みは「ところ」です。何故漢字が違うのか?
ここでそれぞれの漢字を調べてみました。
処=主に「場所」や「物事の処理」、「身を置くこと」を表す言葉
所=位置・場所 や施設、あるいは動作や事柄を表す際に用いられる漢字
ふむ・・・
違いが分からない・・・
と思うのは私だけでしょうか?
が、敢えて言うなら。
”処”は、「身を置くこと」とあり、静的な印象を受けます。いわば「与えられた世界」のような。「処世術」なんて言うでしょ?
一方。
”所”は、「動作や事柄を表す」とあり、動的な印象を受けます。いわば「掴み得た」地所のような。「一所懸命」なんて言うでしょ?
そのように考えると。
家庭というのは、「幸福になることを約束された場」ではなく、「忍耐によって何かを掴んでいく場」というような気がするんです。
私の勝手な印象ですけども。
で、今回私が何を言いたいのかといいますと。
「家庭や住宅に過度な期待感を持っていると、結構キツイかも知れませんよ?」という事です。
私は仕事柄、色んなご家庭や住宅を見てきています。「昔は幸福だったんだろうなあ」というのがヒシヒシと伝わってくるご家族や住宅を数限りなく見てきています。
しかし・・・
現実は色々あります。
人と長い時間を過ごすってのは、本当に色々あるんですよ。夢とか理想ではなく、現実が重くのしかかってきます。
しかし、その重い現実を、少しでも軽くする為の素晴らしい二文字があるんです。それが
忍耐。
忍耐です。
もちろん、虐待やらDVやらモラハラなど、本気でマズイ場合はそんなことを言ってられません。我慢なんてせずに、いち早くそんな場所から逃げるべきなんですが、ある程度はこれです。
忍耐。
その先に何があるのか?それはケースバイケースでしょう。でも、内村鑑三先生が「日本人の殆どの家庭は、忍耐の場所である」と仰ってるんです。ここは真剣に忍耐してみませんか?
という、夢も希望もない話でした。
でも、そう思っていて「あれ?メチャ幸せやん!」と思えたら儲けモンでしょ?逆(あれ?案外キツイやん)より全然いいでしょ?
ね?
甘い期待は断ちましょう。そして忍耐です。
その後にこそ「本当の幸い」に気づくことが出来るんです。と、私は思ってます。
あなたのご家庭のご多幸を、心から祈っておりますよ!

















