最近も、相続がらみのご相談をよく受けます。
親が亡くなり、実家を相続した。
しかし子供たちは県外に住んでいる。
あるいは県内にはいても、すでに自分の家を持っている。
つまり、
「実家を使うことはない」
というケースです。
そして、そういった家には、かなり高い確率で共通点があります。
とにかくモノが多い。
昔の人は、今よりもずっと「もったいない」という気持ちが強かったんでしょうね。
まだ使える。
いつか使うかもしれない。
高かった。
人からもらった。
そんな理由で、いろんなモノを大事に取っておく。
それ自体は悪いことではありません。
ただ。
最後に片付ける人は、なかなか大変です。
相続というと、土地や建物、預金なんかを引き継ぐ話だと思いがちですが、
実際には、
家の中にある大量のモノも、まとめて引き継ぐことになります。
しかも相続人からすると、
ある日突然です。
親が元気なうちは、
「親の家にあるモノ」
だったのが、
亡くなった瞬間、
「これ、誰が片付けるん?」
に変わる。
で、結局、相続した人が片付けることになる。
これがなかなか虚しい。
だって、
自分が好きで使っていたモノじゃない。
自分が好きで溜めたモノでもない。
なのに、
なぜか自分が捨てないといけない。
「これ、何の努力なんやろ……」
と思うこともあるでしょう。
実は私も、最近似たようなことをやっていました。
妻が一週間ほど入院していたんですが、
その間に、
家の中のモノを結構捨てたんです。
もちろん、
妻の私物を勝手に捨てたわけではありません。
そんなことをしたら、
今度は私が入院することになるかもしれないからです。
捨てたのは、
子供たちが昔使っていた教科書。
テスト用紙。
部活の案内文。
学校からのお知らせ。
その他、
「なんでこんなもん、まだあるんや?」
という紙類です。
妻がいる時は、
なかなか手を出せません。
「そういうのも思い出やから」
とか言われるからです。
私には、
何年も前の部活の案内文のどの辺が思い出なのか、
正直、全く分かりません。
でもまあ、
そこは人それぞれです。
で。
妻の入院中に、
こそこそっと捨てました。
結構な量です。
しかし妻は、いまだに気付いていません。
そりゃそうです。
何年も一度も見ていない教科書や、
昔のテスト用紙なんて、
なくなっても分からないんです。
モノって、
案外そんなものなのかもしれません。
ただ。
片付けながら、
一つだけ良いこともありました。
現金2,000円と、500円分の図書カードが出てきたことです。
おおっ!
捨てるだけの作業かと思っていたら、
たまに配当が出る作業でもあったんですね。
そんなこともありますので、
相続した家を片付けている方も、
全部まとめて「ゴミ」と思わずに、
一応、中身は見た方がいいかもしれません。
現金。
商品券。
大事な書類。
そういうものが、
何でもない封筒や、案内文同士の間に挟まれていることもあるからです。
相続人の方は大変だと思います。
しかし、少なくとも一つだけ、私より楽な部分があります。
それは、
相続した家なのであれば、
自分の判断で捨てることが出来る点です。
私の場合は、妻に見つからないように、
こそこそと、隠れて捨てなければいけませんからね。
少しずつ。
気付かれないように。
これって、かーなーり!気疲れしますよ?
怖いですし。
ということで、本日の結論。
相続した家の片付けは、
楽しい仕事ではありません。
「なんで自分が」
と思うこともあるでしょう。
しかし。
2,000円とか図書カードが見つかることもあります。
そういう時は、マジでテンション上がりますよ?
片付けも、
たま~に配当が出るということを忘れないでください。
でもまあ、
過度に期待せずに、
淡々と処理していってください。
私も頑張って、こっそり捨て続けます!
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