最近甘い物を色々頂く中で、しょっぱい系のお菓子をいただいてしまいました。誠にありがとうございます。
さて。
世の中には『甘党』と呼ばれる方々がいらっしゃいますが、甘い物ばっかり食べてると、しょっぱい物が欲しくならないでしょうか?
それとも甘い物一本?それはそれで素晴らしい事ですが、私は悩む所です。
「これから一生、甘い物かしょっぱい系の物、どちらかしか食べてはいけません」という罰ゲームが課された場合、あなたならどちらを選びますか?
まあ、そんな『人権無視!』の罰ゲームが実際に課される事は無いでしょうから、バカ正直に深く考えるのはやめておきますが、『一方をゲットすると、もう一方もゲットしたくなる』というのが人間です。
ここで思うのが。
弊社は中古住宅を専門に扱ってますが、そこでの不満に「前の人の間取り・設えが残っているのが嫌だ」と言う事があります。つまり
「ある程度形が決まってしまっているから、本当の意味での自分好みの家にならない」という事です。
新築、特に「注文住宅」だったら。間取りや内外装、素材、色などほぼ全て「自分の好みで」選ぶ事が出来ます。
しかし・・・
本当にそれで最高に満足の行く家になるかというと、それはまた違う話です。何故なら人間は
「飽きる」生命体だから。
甘い物ばかり食べてたらしょっぱい物が食べたくなり、しょっぱい物が続くと甘い物が恋しくなるのが人間です。
なので。
新築時に「これがいい!」と思っていた事も、住んでいるうちにこう思う事があります。「これじゃなくて、あっちを選んでたらどうだったかな?」と。
勿論これは『中古住宅』でも同じですけどね。「あの時こうしてたら」というような。
なので、ここで大事になって来るのが「修正力」です。住んでいて、気になる所があった時に「さらっと手直しする事が出来るか」あるいは「住み替えなどの方向転換をする事が出来るか」
「その余力があるか」
私が住宅に「おカネを掛け過ぎない方が良いですよ」と言っているのはその為ですし、「借りれるもんなら住宅ローンを利用して、自己資金はプールしておいた方が良いですよ」と言っているのはその為です。
新築だろうと中古だろうと、必ず飽きます。不便に感じる事だってあります。その時に適宜必要な措置を取れるか。ここで「幸福度」が違ってきます。
「飽きない」というのが一番の理想なんですけどね。本当に、それが一番です。しかし人間はいつも「刺激」を求めてしまう生き物なんですよ。
口が甘くなって来たな~と思ったらしょっぱいお菓子をいただき、甘い物が恋しくなってきたら甘い物をいただく。この無限ループ。
人間とは本当に、業の深い生き物ですな。