住宅ローン。最近も色々な変化が出てます。富山県の某銀行は積極姿勢、某銀行は消極姿勢。都市銀行は金利上げ、地方銀行は金利下げ。混沌としてますな。
まあ、混沌とするのは当然で、日本のみならず、世界中の経済が混沌としているからですね。誰も先を読めません。
という事で。金利も「先を読む」必要は無いと思ってます。本当に「どうなるか」誰も分からないからです。
でも。
ここ富山県の、それも住宅ローンに限れば、金利は上がらないでしょうね。理由は説明するのが面倒くさい(なんという理由!)し、長くなるのでやめておきます。今回はそれよりも
「頭金は出さないといけないの?」「自己資金が無いとダメなの?」というご質問にお答えしていきます。
いつものように結論から述べます。「決してそんな事はありません」。頭金ゼロでも、自己資金ゼロでも大丈夫です。「頭金がゼロだから・自己資金がゼロだから」というのだけで否決(ローン審査を通さない事)の理由になる事はありません。
でも。
頭金ゼロは問題無いとして『自己資金ゼロ』は確かに問題かも知れません。ローンを借りられる・借りられないの前に「生活として大丈夫なの?資金計画として大丈夫なの?」という懸念は間違いなくあるからです。
なので、出来るだけ早めに、少しずつで良いので「住宅用に」お金をプールしておいていただければ幸いです。月1万円でも2万円でもいいんですよ。個人的には「月5万円くらいあればバッチリ」と思ってます。
そうすれば3年で180万円、2年でも120万円、1年でも60万円。立派な頭金になります。『時間を味方に付ける』という感覚で、少しでも早く着手いただければ、それだけラクにお金を貯められます。
・・・
お金を貯めてない私が偉そうに言う事でもありませんが。
では次に「お金は貯めてこなかったけど、何とか今のタイミングで家を買いたい!」という場合はどうすれば良いのか。その場合は「一刻も早く金融機関の事前審査を受けて下さい!」と言うしかありません。先程『時間を味方に』という事をお伝えしましたが、あなたにとって
『年齢』というのはとんでもなく大きい武器なのです!!
金融機関としては「高齢の人にお金を貸すのはリスク」と思ってます。これはどんな金融機関も「口に出しては」言いませんが、間違いなくそう思ってます。『病気・死亡』というリスクが高いからですね。
なので。
「一日でも若い時に」審査を申し込んでおく事は絶対に有利です。タイミングを図っている場合じゃありません。「今すぐに!」です。
最後に。
「事前審査は通ったんですけど、本審査で落ちる事は無いんですか!?」というご質問も大変多いのですが、落ちません。そこで落ちたら『事前審査』の意味が無くなってしまいます。お客さんもそうですが、我々不動産業者や住宅関係者も「事前審査の結果を踏まえて」色々動き回ってるんですからね。それで「やっぱ通しませーん」となったら損害賠償請求モノですよ。
という事で、事前審査が通っているのであれば、どうかご安心ください。というのが原則です。
ハイ、賢明な方はお気付きですね。「原則があれば例外もあるんだろ!」と。正にその通りで、金融機関も「事前審査の時に無かった条件」が出てくると審査が渋くなります。渋くなると言うか確認作業ですね。ダチョウ倶楽部と一緒で「聞いてないよ~!」という新事実が出てくると、やっぱりそこは「再審査」みたいな形になります。
住宅ローンの場合は特に「ご本人の属性審査」と「購入物件の不動産審査」があり、本審査は「不動産審査」の比重が重くなります。必要な物件資料も多くなります。なのでこの辺は、物件を担当している不動産業者や建築営業マンとしっかり相談の上、確認を取りながら進めて下さい。
本審査は、ご本人よりもむしろ「業者側の段取り」が重要になってきます。良い担当者に出会われる事を、祈っております!
ということで、ご相談は、お気軽に。