何故か突然『生い立ち』の事を思い出したので書いておきます。題材は99.9%刑事専門弁護士というドラマで、松本潤さんが主演のヤツです。
話自体はコミカルかつ痛快で私は好きなんですが、その中でも私がいつも『本当にその通りだなあ』と思っている事があります。それが深山(松本潤さん演じる弁護士)のルーティーン。
どんなルーティーンかというと、初対面の相手に必ず『生い立ちを聞く』という事なんです。
刑事事件専門弁護士のお話ですので、基本的に出て来るのは『被告人』です。
で、弁護士の深山が毎回『被告人』と相対する所から物語が始まる事が多いわけなんですが、とにかくこの人は『事件そのもの』の前に『被告人の生い立ち』から話を聞こうとするんですよ。
被告人自身からも「なんでそんな事言わないといけないんですか!」と言われますし、同行した他の弁護士からも「時間が無いんだよ!さっさと本題に入れ!」とキレられます(キレるのは大抵香川照之さん)。
でも、営業職であり不動産屋の私も思うんですよ。
「生い立ちが大事」と。
何故かというと、事件ってのは、一見突発的なものに見えても必ずその背後に『何らかのストーリー』が絡んでいるからです。
営業も一緒。
お客さんから「こんな事で困ってまして・・・」という相談があったとしても、その背景にはやっぱり『何らかのストーリー』が絡んでいます。
そしてこれは『当事者でも気付いていないストーリー』の事が殆どなんですよ。案外、自分の事は見えないものです(ご本人にとっては当たり前の事だから)。
まあそんなわけで、私も仕事の時は「お生まれはどこですか?」とか「ご家族構成は?」とか「子供の頃は何がお好きでした?」とか聞いてしまうんです。
色々聞いてしまい、申し訳ないとは思っています。
また、「そんなもん聞いて何か関係あるの?」と思わる方も多いと思うんですが、実は本当に大事でして、私としては「生い立ちも聞かずにマトモなご提案が出来るか!」とまで思っているほどです。
我々は知らないうちに『生まれてから今まで』蓄積してきた記憶の影響を受けて思考し、行動しています。
我々の嗜好も身の回りに起きる事件も、全ては過去の経験をベースに構成されています。なので『これからの話』をするにしても、過去は本当に大事なのです。
まあそんなわけで、私も色々聞いてしまいますが、全ては『事件解決の為』ですので、何卒ご容赦いただければ幸いです。
そして、私だって人様に聞くばっかりじゃなくて、先に情報開示はしていますからね(自己紹介で)。
で。
私の自己紹介をご覧いただいたら分かるでしょう?
「こりゃマトモな大人にならんわ」とw
目の前の事だけ見ていたら何も分かりません。過ぎ去った事と言えど、やっぱりそれは、大切な事なのです。
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支援もそうです
(高齢者 障がい者)目の前に見える課題だけでは無くどこにどんな隠れたニーズがあるかご自身すら気づいていない事も生育歴など伺う中で見えてきたりしますよね
なんて真面目な事も言ってみたりw
相手の人生に寄り添うってことでは共通だと感じます(*´꒳`*)
『相手の人生に寄り添う』正にその通りですね!
寄り添う事で本当に役に立てるかどうかは分かりませんが、寄り添わないと役に立つことは困難です。たまたま役に立てる事もありますが、それだと再現性がありませんからね。
寄り添う事がスタートだと思っております。という事で私も、真面目に寄り添って参ります!