「今更」案件でしょうが。私は昨年末『ゴールデンカムイ』を観てました。今の所シーズン4まであるんですが、一気見です。
今度、映画にもなるそうで。
どんな話?(知らない方向けに)
北海道を舞台に、アイヌが隠した(と言われている)金塊を巡って繰り広げられる、ドキドキと笑いと感動の冒険活劇です。
時代は?
日露戦争の直後辺りです(明治38年・1905年)。
『鬼滅の刃』が大正5年(1916年)辺りのお話と言われてますから、炭治郎が活躍する10年程前のお話ですね(フィクションですけど)。
確かにフィクションなんですけど。
土方歳三が出て来るんですよ~w 永倉新八も出て来るんですよ~w 北海道には箱館も小樽もありますからね。歴史好きの厨二病にはタマラン所です。
この作品、何が面白いと言って。
ストーリーやキャラクター、アクションなんかも勿論良いんですが、時代背景というか、小物類というか、住居の感じというかが非常に綿密に描かれてるんです。
文化をしっかり描いていると言えるでしょうか。
風景の描写も細かくて。メインの舞台は北海道なんですが、その他に樺太・佐渡島・鹿児島なども出てきます。
私はこのうち『北海道と佐渡島』しか行った事が無いんですが、見事にその地域のイメージが伝わっていると思います。
その他、その地方の『言葉(方言)』や『料理』、そして大切にしている『神事・祭事』なども魅力たっぷりに出てきます。
で。今回は何を言いたかったのかと言うと。
ゴールデンカムイの主人公は杉元佐一という旧日本陸軍軍人なんですが、これが良いんですよ。なんたって日露戦争を経て付けられたあだ名が『不死身の杉元』ですからね。
話が長くなるので細かくは書きませんが、とにかく不死身。何があっても不屈の体力と精神で戦い抜きます。それがスゴイ。自分で言うんですよ。
「俺は不死身の杉元だ!!」と。
これですよね。自分で自分に言い聞かせる。他人にも自分にも叩きつける。それでこそ不屈の精神が湧き出て来るんだと思うんですよ。
「俺は弱い杉元だ・・・」とか言ってたら、本当にダメになりそうでしょ?
本当に不死身の人なんていません。でも、言うんです。
どう考えても弱気になってしまう昨今ですが。言葉だけでも強くいった方が良いと思いませんか?
「俺(私)は不死身の○○だ!!」と。