新年早々、空き家に関するご相談がメチャクチャ多いです。今後も増えて行くでしょう。
人が亡くなって、継ぐ人がいない。さてどうする?
我々が抱える『日本国全体の空き家問題』は非常に解決が難しいんですが、一個一個の空き家問題も、実はすごく難しい。本当に難しい。
難しい内容を一つ一つ書くと『引かれる』位なので書きませんが、とにかく一個一個に問題が山積みで、正直ツラーなります。
相続の問題・老朽化の問題・道路付けの問題・近隣状況の問題・境界の問題、そして先日お話した『告知事項アリ』の問題。
とにかく色んな問題が複層的に重なっており、まさに『問題の、ミルフィーユや~』という印象です。
言ってる事分かります?重なっているって事です。オイシイって事じゃありませんよ。
が、逆に。
空き家に関して強い人は、この世界を征していくでしょう。しかしそれは私ではありません。私はもう、一個一個、アップアップで何とか解決していってるだけ。全く『征して』なんて出来てません。
なーんか画期的な方法あれば良いんですけどね。一番大きな問題は人口減なんですが、これはある程度どうしようもないので、もうちょい空き家に対する規制を緩くして欲しいなあとは思いますね。
一つだけに絞るとしたら『再建築不可の中古住宅』の救済です。
市街化調整区域にあったり、建築基準法上の接道義務を満たしていなかったりする空き家は原則として「取り壊して新たに住宅を建てられない」んですが、これだと買い手はソート―絞られてしまいます。
現に今建ってるんですから、そこは建て替えOKにして貰えないかなと。そうじゃないと、建物が老朽化してても壊すのに躊躇してしまいますよ。だって、更地にしても使い道が無いんですもん。
一回、不動産業者全体に対して『空き家問題の解決を阻んでいるボトルネックは何ですか?』という一斉アンケート調査でもして貰いたい位です。問題点が分からないと、解決策なんて出て来ませんからね。
という事で『なんか、そういった事の聞き取り調査しませんか?』というのが弊社からの政策提言でした。
もうやってるんですかねえ?しかし、私の所にはそんな調査来てませんからね。
いつでも来て下さい。いっぱい愚痴りますよ!