本日は、少し気になるニュースから。
石川県内の中古マンション販売平均価格が、
1年前と比べて30.3%上昇し、東京を抑えて全国1位となったとの報道がありました。
数字を確認してみます。
・2025年1月 1,410万円
・2026年1月 1,838万円
昨年なら1,410万円で買えた中古マンションが、
今年は1,838万円必要ということです。
ちなみに全国2位の東京はこちら。
・2025年1月 7,590万円
・2026年1月 9,763万円
上昇率は28.6%。
一方で、富山県はというと——
中古マンション価格は10.7%の下落。
数字だけ見れば、
「石川は好調、富山は不調」と見えてしまいます。
では、本当にそうなのか。
私は少し違う見方をしています。
まず前提として、富山県は
戸建志向が非常に強い地域です。
車社会であること、土地の余裕があること、
そして「自分の家を自分の裁量で扱いたい」という価値観。
こうした背景から、マンション市場そのものが
もともと大きくはありません。
言い換えると——
市場が“薄い”のです。
市場が薄いと何が起きるか。
答えはシンプルで、
少しの需給の変化で価格が大きく動くということです。
これは石川県にも当てはまります。
今回の上昇は、金沢を中心として
・新幹線効果の残り香
・観光都市としてのブランド
・能登半島地震に伴う住み替え需要
といった要因が重なり、
もともと供給の少ない市場に需要が集中した結果と考えられます。
つまり今回の現象は、
「強いから上がった」というよりも
「薄い市場に圧力がかかった」ことで大きく動いた
そう捉える方が自然です。
では、この流れは今後も続くのか。
ここについては、私はやや懐疑的です。
理由は、
・上昇の要因が外部環境に依存していること
・供給が増えればバランスが変わる可能性があること
この2点です。
市場に厚みがあれば、多少の変化では揺らぎません。
しかし薄い市場は、上にも下にも振れやすい。
今回の上昇は、その「上振れ」の一例に見えます。
そして富山です。
中古マンションの価格は下がっていますが、
これは必ずしも「弱さ」を意味しません。
もともとマンションの需要が限定的であり、
戸建という明確な受け皿がある。
言い換えれば——
無理に上がらない構造です。
石川と富山。
一見すると対照的ですが、
実はどちらも同じ構造を持っています。
それは、中古マンション市場が大きくないということ。
その中で、
・石川は一時的に上振れた
・富山はやや下振れた
ただそれだけの話とも言えます。
とはいえ。
私は高岡の不動産業者です。
金沢の細かな実情を語れる立場ではありません。
あくまで外から見た所感として、
一つの見方として受け取っていただければと思います。
ちなみに私はマンションが苦手です。
リフォームするのが、面倒くさいから・・・
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