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2025/12/04
病気療養中に「生殖記」を一気読みしました。私こそが非生産者です
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断つ話

有限会社ランド・プラン

数日間、寝込んでおりました。目をつむってもなかなか眠れない時間、私にできることは読書くらいしかありません。 というわけで、朝井リョウさんの長編小説「生殖記」を読みました。めちゃくちゃ読みやすくて面白かったです。そして何より、深く考えさせられました。

内容は、ほとんどの方が既読でしょうから、隠さずにお話しします。 読んでますよね? なら良かった。

「生殖記」のテーマは「非生産性」?

この本の一番のテーマは、タイトルにある「生殖」ではありません。むしろ逆、「非生殖」、つまり**「何も生み出せないこと」**へのアプローチです。

作中ではいわゆる一般的多数派の「異性愛個体」と対比して「同性愛個体」である主人公が描かれていますが、これは単なる性の話に留まらないと私は感じました。

現に、私自身の状況に置き換えてみると。

先週は「会社改装」、そして今週は「体の不調」という名目で、仕事を一切しておりません。これはつまり、私は先週と今週、**「何も生み出してない人」**という事になります。

また、私は大学を出てから丸3年間、まともに仕事もせず勉強もせずで、その時期も「何も生み出して」いなかったわけです。

「あれ?私と主人公って、状況は違えど『非生産者』という点で同じじゃないか?」

そんな思いを持ちながら「生殖記」を読み進めていました。しかし主人公の悩みは、私などとは比べ物にならないほど重い。なぜなら、「生殖」という、人類、いや、生物の根幹に関わる部分で**「自分は何も生み出せない」**と思い悩んでいるからです。

成長・拡大・発展の呪い

しかしこの主人公、私からすると非常に頭の良い**”個体”**(生殖記らしく書いてみました)で、その辺の悩みを受け入れ、消化し、少しずつ昇華していきます。

とまあ、「私は」そう感じたというだけで、他の方はまた違った解釈があると思います。なんせ、朦朧とした意識の中で一回だけサラーっと読んだだけですからね。解釈の偏りはご容赦ください。

ちなみに、この「ご容赦」というのも何だかよく分からない概念なんですけどね。なんで許して貰わないといけないのか?という。この辺も、共同体や個のテーマを扱う「生殖記」に通じる部分があるかもしれません。

この本は、他にもアドラーの**「共同体感覚」へのアンチテーゼや、近現代社会の「成長・拡大・発展」モードへの疑問**など、一種の哲学書のような部分も多々あります。

それでも文体が軽いので非常に読みやすいんです。例えるなら、**「異生物との共同生活の中で世の中をサバイブしていく」**という構造の物語に近い。

  • ドラえもん(のび太とドラえもん)

  • 寄生獣(新一とミギー)

  • 夢をかなえるゾウ(主人公とガネーシャ)

これらの作品は**「異生物との対話」**によって過酷な実社会をサバイブしていく物語なわけですが、『生殖記』では対話がありません。主人公が一人で考え、一人でサバイブしていきます。しかし、同じような「読み応え」と「面白さ」があります。

どういう事かは、読んでいただければすぐ(1分で)分かります。

てことで、もし読んでおられない方がいらしたら是非。既に読んでおられる方がいらしたら、折を見て対話いたしましょう。

今日の富山は雪です。こんな日は、何も生み出すことなく、読書だけしていてもいいんじゃないでしょうか?ねえ?

という、非生産者組合代表(自称)である私からのメッセージでした。あんまり張り切らず、のらりくらりとサバイブしていきましょう!


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高野竜成
有限会社ランド・プラン 代表取締役

高野 竜成

略歴

1976.3.29 高岡市千石町生まれ
幼少期の目標は忍者か名探偵
横田小学校卒 (西光寺剣道場所属)
高岡西部中学校卒 (体操部所属)
伏木高校卒 (野球部所属)
高岡法科大卒 (空手道秀武館所属)

宅地建物取引士
公認 不動産コンサルティングマスター
二級ファイナンシャル・プランニング技能士
不動産キャリアパーソン
元 行政書士
元 貸金業務取扱主任者
剛柔流空手道弐段
不動産流通ネットワーク コアネット 第8代会長
(公社)富山県宅建協会高岡支部 運営委員

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「そんな安易に家を建てて良いんだろうか?」これが弊社の不安です。止まらない物価高・実質賃金の長期低迷・ローン金利の急上昇の三重苦で我々が『安心して住み続けられる家』を持つ事は年々難しくなっています。一方で空き家の数は急増の一途を辿っており、この解消も我々にとって喫緊の課題です。しかし、それでも家が建てられ続けています。本当にこのままで大丈夫なんでしょうか?そこで弊社は「中古住宅を活用して、安心できる住まいを提供する!」と決意しました。大量生産・大量消費社会から中古活用・循環社会へ。ランド・プランは、「あなたのお悩み」と「我々の共通社会課題」の同時解消を目指す【たかおかSDGsパートナー】です。

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