まさかの自民党大圧勝の翌日ですが。
私の方は国政という大きな話ではなく、
あえて 自治会という極小の世界 に光を当ててみたいと思います。
今回は、弊社ブログの読者の方──
高岡市在住民さん からいただいたご相談をご紹介します。
富山県・石川県に連綿と残る慣習、
「万雑(まんぞう)」 に関する声です。
万雑とは、超ざっくり言えば「地域維持費を住民全員で負担する仕組み」です。
■ 高岡市在住民さんの声(要点)
“農村地域に移住して10数年。いま万雑の負担に悩んでいます。
年間3万円弱のうち、納涼祭の飲食費として7,000〜10,000円が含まれています。
しかし当日は参加できない家庭もあれば、ひとり暮らしの高齢者もいる。
一方で三世代・大人数で参加する家庭もあり、それでも全戸同額です。
その不公平をなくすため、飲食物をチケット制にして、
“食べた分だけ払う”方式を提案しましたが受け入れられませんでした。
まるで一部の酒好きの人達の既得権の如く、猛反対に遭います。
本当に残念です。心が折れそうです。どうすれば良いでしょう。”
以上です。
読んだ瞬間、胸の奥にズシンと来ました。
私自身が酒好きだからではありませんよ?
■ 本題:これは「金額の話」ではない
政治の世界には「飲み食い政治」という言葉がありますが、
今回まさに、同じ構造を見た気がしました。
「こんなの、政治家の飲食費と比べれば安いもんだろ」
そういう話ではないんです。
問題は、金額ではない。
問題は “公平性” です。
しかも高岡市在住民さんは不満だけでなく、
合理的な代替案 まで提示している。
飲食物をチケット制にする
食べた分だけ個別に負担する
筋が通り、誰にとっても分かりやすく、公平。
■ この問題の核心は「悪平等」
食べる量も、飲む量も、家族構成も、生活リズムも違う。
しかし、集金額は全戸一律。
一見「平等」のようで、実は逆。
私はこれを 悪平等 と呼んでいます。
■ 私も同じ壁にぶつかりました
対象は万雑ではなく「納涼祭」でしたが、構造は完全に一致していました。
役員を引き受け、内部から
納涼祭の廃止
役員・班長の負担軽減
猛暑を避けたスケジュールの見直し
などを提案しましたが、返ってくる答えはだいたい三つ。
「やめたら寂しがる人がいるから」
「前からこうやってきたんだから」
「いやいや、皆の都合もあるから」
と、全く議論にもなりません。
しかし、現実として。
裏では“やりたくない”と言っている人は多い。
ただし、表立って口には出さない。
出せば、(私のように)異端者扱いになるから。
これが “地域の見えない闇” です。
■ では、どうすればいいのか?
正直に申し上げます。
正面突破は不可能です。
構造が古い。
古い人の声が大き過ぎる。
合理性は通らない。
だから私は、こう考えています。
■ 今は「変革の準備期間」です
波風を立てない
静かに距離を取る
同志を少しずつ見つける
そして “時機” を待つ
変化とは、ある日突然起きます。
「なんだ、最初からこうすれば良かったんだ」
地域の仕組みは、外圧では壊れません。
内側から静かに風化していく のです。
■ 最後に
高岡市在住民さん。
心が折れそうになるお気持ち、よく分かります。
私はとっくに、根性までねじ曲がっていますからね。
ただし──
魂まで腐らせる必要はありません。
時勢は確実に、こちらへ傾きつつあります。
無理なく、静かに。
それぞれのペースで距離を取りながら、必要なことは、淡々と行う。
落ち着いて、「その時」を待ちましょう。
今回いただいたコメントが、その証拠です。
種はすでに、静かに芽を出しています。
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