出町市長の現地視察に感謝
能登半島地震からの復旧にあたり、出町市長が我が町内(高岡市横田地区)に足を運んでくださいました。
行政トップが現地に来てくれることは、住民にとって大きな安心に繋がります。まずはこの機会を設けていただいたことに心から感謝いたします。
液状化被害の3地区 ― 伏木・吉久・横田
今回の地震で高岡市内に液状化の大きな被害が出たのは「伏木・吉久・横田」の3か所です。
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伏木:伏木港の近く
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吉久:伏木港近く+小矢部川と庄川の中間地帯
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横田:内陸部に位置
市のボーリング調査によると、
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伏木・吉久 → C判定(液状化リスク高)
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横田 → B判定(比較的低い)
本来なら横田地区は液状化の可能性が低いはずなのに、なぜ被害が起きたのか。
横田地区の最大の弱点 ― 千保川と田んぼ跡地
その答えが「千保川」と「宅地分譲の形」にあります。
宅地化された部分と、田んぼのまま残された部分。
この関係こそが、横田地区の最大のウィークポイントです。



千保川が近く、大雨時には巨大な貯水池のように水が溜まります。
結果として住宅団地の下まで水が回り込み、液状化を引き起こすのです。
市長も「最優先で手を付けなければならない」と話されており、安心しました。
対策は「優先順位」
復旧と言っても無限にお金と労力をかけられるわけではありません。
効果が不明な「水位低下法」に資源を投じるのではなく、この「本当に危ない所」に注力すべきだと私は考えています。
ここを押さえれば、同規模の地震でも被害は 抑制 できるでしょう。
👉 ただし、あくまでも「抑制」であって「絶対安全」ではありません。
横田・伏木・吉久 ― 被害の実情
私の家も横田地区にありますが、被害は玄関タイルにヒビが入った程度で、数万円で修繕可能。傾きもありません。近隣も同様です。
ただし、先ほどの「弱点部分」に近い家ほど被害が大きい。これは事実。
伏木地区も同じで、甚大な被害の出た場所がある一方、全く被害がなかった地域もあります。
つまり「伏木・吉久・横田」とひとまとめにされがちですが、実際は地域の中でも状況はまったく違うのです。
風評被害は「冤罪」
こういう時に怖いのが「レッテル貼り」からの 風評被害 です。
「伏木=危険」「横田=危ない」――そんな一括りの見方は、真実をゆがめてしまいます。
風評被害は、例えるなら 冤罪 のようなもの。無実の人を犯罪者扱いするのと同じです。
だからこそ、冷静に事実を伝え、正しく判断することが大事だと思います。
まとめ
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横田地区の液状化は、地質判定だけでは説明できない。
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千保川と田んぼ跡地が最大の弱点。
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対策は「優先順位」をつけて、まず危険箇所を抑えること。
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「全て危険」とひとまとめにするのは誤解。風評被害=冤罪を防ぐことが重要。
今回は真面目な話でしたが、こうした現場からの視点が、少しでも何かの役に立てば幸いです。
声明として
この記録は、能登半島地震からの復旧をめぐる横田地区の実情を示すものであり、
同じ被害に苦しむ地域や、未来の世代への教訓となることを願って残しています。
災害は避けられません。
しかし 優先順位を見極め、風評被害を生まない ことは、私たちの意思と行動で必ず実現できます。
ここに、地域の一住民として、そして一不動産業者として、強く訴えます。
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