先日アップした「クルマのブログ」を読んでくださったお客さんと話していたとき、ふと思い出したことがあります。
「そういえば、クルマの償却年数って何年だったっけ?」と。
償却年数。
これは会社経営などをしているとよく出てくる言葉ですが、簡単に言えば「その資産の経済的な耐用年数は何年ですか?」という基準で、税務上の利益計算に使われるものです。
ちなみに
自動車(新車)の償却年数は税法上6年と定められています。どんなカッコいいクルマであっても6年が「耐用年数」なんですよ。変な話ですが。
一方で、不動産業をしていると必ずと言っていいほど聞かれるのがこの質問です。
それが
「木造住宅って、築22年で価値ゼロなんでしょ?」
これは年に360回くらい言われます。
・・・
もしかして、あなたもそう思ってませんでしたか?しかし、もしもそうなら。
ポルシェやフェラーリも6年経ったら価値ゼロになるという話になります。
つまり「6年落ちのフェラーリはタダで譲るのが当たり前」という理屈になるんですよ。
しかしそんな事、現実にはありえませんよね?
実際に、6年落ちのフェラーリの中古車価格を調べてみました。
価格2680万円。安い!
嘘です。私には絶対に買えません。
つまり
耐用年数を超えていても、普通に価値は残るんです。
耐用年数はあくまで税務上の減価償却ルールであって、実際の価値は需給と状態で決まるんです。
しかも。22年というのは「事業用の木造住宅」の償却期間であって、「居住用の木造住宅」は33年とされています。
つまり。築22年を過ぎていても、きちんと手入れされ、リフォームされ、暮らしやすい住まいであれば、しっかり価値があるという事です。実際、弊社もその辺を踏まえ、査定の時はしっかり建物の価値も見ています。22年経ってようが、33年経っていようが。
ですから、「築22年で価値ゼロ」という神話に振り回される必要はありません。
大切なのは「年数」ではなく「どういう状態か」。
でも今回の話、本当に、心から信じ切っている人は多いと思うんですよ。もし、あなたの周りでそんな事を言う方がいたら、ドヤ顔で教えてあげてください。
「それって税法上の減価償却ルールに過ぎないんだよ。そんな事言ってたらポルシェもフェラーリも6年でタダで売られる事になっちゃうぜ」
と。
多分、
嫌われます。
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