本日は、ひとつのお取引が無事にまとまったご報告と、
その折にいただいた心づくしについての小話です。
本日、高岡市横田本町の中古住宅が無事に売却となりました。
ご縁をいただけた事、心より御礼申し上げます。
そして──
その席で、お客さまから思いがけず、手土産のお品を頂戴してしまいました。

純米吟醸「立山」。
かきやま。
はべん。
そして紀州の高級南高梅「しらら」。
もう、この組み合わせを見ただけで完敗です。
いや、乾杯です。
富山県民における「酒飲みハッ〇ーセット」と言って過言ではありません。
◆ 「立山」という名の潔さ
まずは純米吟醸・立山。
私はいつも思うのですが、“立山”という字面は本当に美しい。
左右対称の構え。
余分な飾りのない凛とした佇まい。
富士山に並ぶ、日本の山名の完成形だと思っています。
その名を冠した酒を目にするだけで、心が静かに整う。
そんな気配さえあります。
◆ かきやま──袋を開けた瞬間に、昔の空気が漂う
次に「かきやま」(今回いただいたものの名称としては「こぶ柿」)。
これは実は「かき餅」の事なんですが、富山では「かきやま」で通っています。
しかし、私は5,6歳の頃から不思議に思っていました。
そして当時、父に尋ねました。「なんで”かき山”なん?」と。
そのときの答えが「元々は作っとる会社の名前なんや」という事でした。
「富山県の福光にある会社なんやぞ」とも補足してくれて。
その時の父の顔がドヤっていたのを今でも覚えてます。
もう、40年以上も前の話です。
そういう事もあって私は、この「かきやま」を見ると、
幼少期の冬の記憶を、一瞬にして思い出してしまうんです。
マメタン炬燵。
灯油ストーブの上に乗せた、ヤカンから立ちのぼる湯気。
テレビの音。
祖母や父、母、弟、妹との他愛無い会話。
そして
父のドヤ顔。
「かきやま」は確かに、私たち家族を温かく繋いでくれてたんです(本当に)。
◆ はべん──生活の音と重なる食べ物
そして「はべん」。
標準語で言うと“蒲鉾”です。
私は、この言葉にどうしようもなく“生活の声”を感じてしまいます。
正月の台所の風景。
包丁の音。
買い物袋の中の赤と白。
そして、子供でも分かる確かな美味しさ。
あの頃の記憶と結びついてしまうからなのか、
はべんを見ると、胸の奥が少し締め付けられて、温かくなる。
富山で育った方なら、きっとこの感覚は伝わるでしょう。
これはただの食材ではなく、
“季節の匂い”であり“家族の時間”そのものだからです。
◆ その三つを、何気なく差し出してくださった
今回のお客さまは、偶然でしょうが、この三つを選んでくださった。
その事実に、私は本当に胸を打たれました。
「気取らず、実用的で、しかも思い出の味」
この選び方には、土地を知り、生活を知り、
相手を気遣う“本当のやさしさ”がある。
そして私は、こういう瞬間にこそ、
不動産取引の裏側にある“人の温度”を感じます。
こんな仕事をさせていただいていることが、本当にありがたいと感じるんです。
◆ 最後に
純米吟醸立山は、いつもながら潔く、雑味がなく、
余計な色気もない──
その素朴さに、思い切り酔ってしまいました。
だからこそ。
今回の品々をいただきながら、
昔の台所や家族との時間が、ふと蘇ったりもしました。
と、いうことで。
この“心づくし”をくださったお客さまに、
改めて深く感謝申し上げます。本当に、ありがとうございました。
ぜひいつか、
純米吟醸立山を片手に、
富山の食の話でもゆっくりといたしましょう。
ちなみに紀州の梅干ですが。
調べると、非常に高価なものと分かりましたので、
妻への献上品とさせていただきました。
お心遣い、誠にありがとうございました。
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