昨日朝。以前弊社にて中古住宅を購入いただいたお客様から連絡が入りました。
「家の中のどこからも水が出ないんです!どうしたら良いでしょう!?」
キッチンも洗面台も洗濯機も、全く水が出ないとの事。ここで私の取った行動は2つ。
1.そういう事に詳しそうな業者さんに連絡。
2.すぐ着替えて現場に急行。
私が現場行っても何も出来ませんが、それでも、とりあえず現場見ないと状況が良く分かりません。
で、現場に行くと。外部水栓にホースが付いてたんですが、ホース内の水が全て凍っている。当然水は出ません。他の所の水栓も開いてみますが、水は出ない。
井戸のポンプを見ても特に異常(異音がするとかどうとか)は無い。
以上の事実を踏まえると。
これは・・・
恐らく・・・
全部凍っちゃってるね。
後で知りましたが、昨日は「氷点下5度」位まで気温が下がったという事で。
私が小学校の時に習った知識が正しければ「水」が氷に変わる温度は「摂氏0度」。0度を下回ればそりゃ凍りますな。
一応原因は分かったのですが、こんな私にも一応「次の仕事の予定」があったのと、先に連絡した業者さんからは「朝から同じような連絡が多くて、配管業者の手配が付きません!」との事なので、一旦退却を決意。
幸い、この物件のお客様は「既に出勤」していて、お子さん達は「既に登校」していたので、家は無人。なので「すぐ水が出ないとマズイ!」という状況でも無かったのです。
日の光も出てましたし、ここは一つ「自然解凍を待とう」という事で、一旦高岡に戻って通常業務。
その後、午後3時頃に再び現地に行って、外部水栓を開くと・・・水が出ました。やったぜ!
井戸水は「夏冷たく冬温かく(感じる)」という長所があり、なんと言っても「水道代が掛からない」というメリットがあるのですが、あんまり気温が下がると「凍ってしまう」というデメリットがあります。
上水道はそうそう凍らないのです。(使っていない時も常に家の中を還流しているから)
井戸水は「使ってないと」水が止まって凍りやすい特性があるんですよ。なので、凍りそうな日はどこかで「水を出しっぱなし」にして、水に動きを付けておいて貰いたいのです。
ま、ホントーーーーーに「極寒の地」になると、川であろうと滝であろうと凍るようですが、さすがにこの辺(富山県の平地)でそこまでの事は無いでしょう。
摂氏0度を下回りそうな時は井戸水を出しっぱなしにする。是非実践下さいませ。