中古住宅又は建売住宅というのは、簡単に言うと『既製品』です。既に形作られている住宅ですね。
対する注文住宅というのは、簡単に言うと『オーダーメイド』です。お客さんからの注文に沿って作られた住宅ですね。
では、どっちの方がクレームが多いのか?
それは会社や担当者にもよりますので一概には言えないんですが、洋服の世界では圧倒的に『オーダーメイドの方がクレームが多い』んだとか。
普通に考えれば『オーダーメイドって事は自分の思う通りに作れるんでしょ?絶対そっちの方がいいやん!』となると思いませんか?
しかし実際は『こんなはずじゃなかった!』というクレームが多いんだそうです。最初に思い描いていた理想と現実が違うというのが大きな原因だそうで。
とはいえ。
既製品だって『あーもう!なんでこんなのにしたかなあ!!』と腹立たしい事はあると思います。『私ならこうするのに!』とか。そういう事も多々あるとは思います。
が。
既製品の場合は気に食わなければ買わなければ良いんです。実にシンプル。
その点。
オーダーメイドの場合は『注文して作って貰って』ますので、中々キャンセル出来ません(実際には違約金などを支払ってキャンセルは出来るのですが、その辺は端折ります)。
加えて。
『自分で決めた』という事実がありますので、出来上がったモノに対する不満を誰にぶつけて良いやら分かりません。
『こんなんになるんなら、誰かあの時止めてよ!』と思ってしまう事もしばしば。でも、それでも決めたのは自分自身です。なのでこの不満は自らの脳内でドンドン増殖してしまいます。
特に住宅の場合。
洋服に比べて高価ですし、生活の拠点になりますので簡単に買い替える事なども出来ません。だからこそ、思い描いていた理想と違うとトコトン落ち込んでしまうものなんです。
ではどうすれば良いか?ですが、まず予防策としては注文住宅のリスクを正しく知っておく事です。
もう建ててしまった場合は?
これはもう、二つしかありません。
1.気に入らない家はさっさと売って、新しい家を買う。
しかしこれは、よっぽどの経済的余裕が無いと出来ません。
2.『良い所』に着目して、そこに感謝する。
2は完全に精神論ですけどね。
探せば良い所は必ずあるはずなんですよ。夜明るいとか、暖かいとか、座れるとか、ご飯を食べられるとか、眠れるとか、子供と遊べるとか。
当たり前のように感じるけども、実は良い所って必ずあるはずです。
あとはやっぱり。
『今既にある』中古住宅に着目する事ですよね。私はそう思ってます!