弊社は一戸建ての売買が専門で、アパートなどは一切やってないんですが、それでも『お隣からの騒音』に関するご相談が結構来ます。
お隣さんは選べませんからね。
購入時は全然そんな事は無かったのに、購入後にお隣にお子さんが生まれたり、ペットを飼われたり、売買などで『住人交代』があって、違う住人が入ってたりする事もフツーに良くあります。
では、たまたまお隣の住人が『結構うるさい』人だったら?
困りますよね・・・
と言う事で不動産屋である私に相談がある場合も多いんですが、結論としては『私にも完璧な解決策はありません』と言う事になります。いかに『泣く子も黙る』不動産屋とはいえ、結局は『相手次第』の話になりますので。
程度の問題もあります。近隣関係はどうしても『お互い様』という観点が重要なポイントになります。「まあ、この程度の音ならガマンしないといけないよね」という『受忍義務』の問題もあります。
騒音についての受忍義務については以下のページが分かりやすかったので、ご紹介しておきます。
ポイントとしては『うるさいかどうか』は受け手の個人的感覚ではなく、客観的な数値によって証明されなければならないという事です。あくまでも『裁判』という最終手段に訴える場合は、ですけども。
私が何かする場合は、大体以下の事をお薦めしています。
1.仲間を作って自治会に相談する。
2.自宅内で騒音対策を行う。
3.引っ越す。
細かい所ではもっと色々あるんですが、ポイントとしては「どうやってあちらに伝えるか?」です。一つお伝えしておくとすれば直接「あのー、うるさいです・・・」と言いに行くのはお薦め致しません。
元々友好関係を築いている場合は別ですが、基本的には新たなトラブルの元になりますので。
本当は元々友好関係があれば一番いいんですけどね。日頃からお互いに挨拶して、世間話くらいは出来るような関係性なら、騒音について直接伝える事によって劇的に改善する場合もあります。
というのは、あちらは「騒音を出している」と自分では全く気付いていないケースも、往々にして良くあるからです。
ただ単に「ウルサイ事に気付いて貰う」だけなので、気付いて貰うだけで劇的に改善する事も多いです。でも大抵、騒音問題って「日頃からの友好関係が全く無い」からこそ起こるんですよねえ。
で、そうなると「どうやって伝えるか」が大事になってくるわけですが、私としては出来る限り第三者を巻き込んでいく事をお薦め致します。
騒音って事は、被害者はこちらだけではない可能性があります。あなたと同じく隣接の方も困っている可能性はありますので、まずはそういった味方を探すのは有効な手段です。
また、私としては「そういった時の為の自治会」と信じていますので、是非自治会の方で相談してみていただきたいとは思っています。折角自治会費を払ってるんですからね。
こうした近隣トラブルこそ自治会の出番ですよ。お祭りする為の自治会じゃありません。住民の快適な生活を守る為の自治会です。
後は自宅内防音するか、最終手段は引っ越すかです。実際、騒音問題で引っ越された方は結構いらっしゃいます。
しかしその前に。
近隣であなたと同じように困っている方はいませんか?自治会に相談してみられましたか?
まず「出来る事から」始めてみる事を強くお薦め致します!