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2021/01/05
新築注文住宅。夢が大きいと、現実とのギャップで苦しむ事もある。という話。
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不動産屋の日常

有限会社ランド・プラン

新築注文住宅って、割の悪いギャンブルのような気がしています。自分の持ち金を賭けて、今後の人生を賭けて、自分が思う所にチップを置く(ルーレットを想定しています)。

自分が思う通りにピタリとはまればどでかい見返りが・・・

あると思いきや、待っているのは「ある程度快適な生活」。以上。

いや「多少自慢出来る」もあるかも知れませんね。

しかし、自分が思う所と違う所にボールが入ってしまったら?(まだルーレットを想定しています)

待っているのは「毎月の住宅ローン」とか「無理に建てなければ良かった」という”後悔”です。

古来「家は三度建てなければ満足の行く家にはならない」と言われますが、私はここを何とか工夫して「二度」で満足出来ればと思ってます。

一度目は、20代~35歳位。そしてこの時は是非「中古住宅」とか「建売住宅」等の「今既にある家」を選択する事をお薦めします。理由は以下の通り。

①既に建っている住宅なので、自分に合うかどうかはすぐ分かる(失敗の可能性が少ない)。

②気に入らない所を手直ししたとしても、新築注文住宅を建てるよりはるかにリーズナブルである。

ミソは「60歳くらいでローンを返し終われるように」資金計画を組む事かと。25歳なら35年。35歳なら25年で。いや、ローン契約自体は最長で良いんですが、”実質的に”その年数で完済できるように。

で、60歳になったらその家を売却(あるいは解体)して「その時の」自分(達)にとってベストな家を建てる。これをお薦めする理由は以下の通り。

①25年~35年住んでいた経験・それまでに得た様々な情報を踏まえて「本当に自分が好きな」家を建てる事が出来る(経験値を活かせる)。

②さすがにその年から「子育て」は無いので、子供の事は気にせず「本当に自分らしい」家に出来る。

ちなみに私も、そうするのを楽しみに生きてます。「今度こそ完璧な家にするぞ!」と。

ま、住宅営業マンに言わせれば「キリの無いもんですよ」との事ですし、それはそれで分かってますけどね。しかし「こうしたい!」という思いは、結構生きる原動力になります。

てことで、今日私が言いたかったのはこちら。

住宅に力を入れすぎると、残りの人生が苦痛になるかも知れません。気持ちの面でも、おカネの面でも。

「ソコソコ」の家で満足するという選択肢は、結構「アリ」だと思いますよ。で、余力があれば「完璧」を目指す。

まずは負けない事。それが~一番大事~。です。

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