不動産共有の話です。ラップみたいなタイトルにしてみましたが、中身は真面目な話です。
『正直不動産』第3話は『ペアローン』の話で、夫婦で家を買うと言うお話でした。と、気付いてしまいましたね?私があのドラマにガッツリとハマってしまった事を。
オモロイですからね。
さて。
不動産業界には「共有は共憂」という名言があります。何故名言と言われるのか?不動産業界にいると「本当にその通りだなあ・・・」と痛感する瞬間が多々あるからです。
今回のドラマのように『離婚』という問題もありますし『相続』という問題もあります(最後はこっちの話になります)。いずれにしても『複数の人の意見(利害関係)をまとめる』って大変なんですよ。
でもやはり、幸せそうなご夫婦に「離婚の時の事考えてます?」とは言えませんよねえ。無理無理。私にはムリです。でもたま~に、奥さんの方から
「もしこの人(旦那さんを指して)が浮気したら即離婚します。そして、慰謝料代わりに今の家を貰って、住宅ローンだけはそのまましっかり払って貰います!( ・`ω・´)」と宣言される方もいます。
なんと頼もしい。でも、それだけじゃなくて次にこう言うのです。「ただ、そんな事を絶対”出来ない人”だから結婚したんですけどw」と。
素晴らしい。こういったご夫婦は絶対上手く行くでしょうね。夫婦でも仕事であっても、パートナーの間で大事なのは二つです。
『愛』
じゃなくて(それも大事なんでしょうが)
『コミュニケーションとユーモア』
法律云々じゃなくて『人間関係』の話になりますからね。この二つで何とでも乗り切れます。
不動産共有の話じゃなくなりましたが、要はそういう事です。ただし。
私はどうしても『最悪のシナリオ』も考えますので、離婚された時もそうですが、どちらかの収入が無くなった時の事も考えて、基本的には中古住宅をお薦めしています。二人分の収入が『一人分になっても』やっていけるように。
飛行機と一緒ですよ。二つのエンジンがあった方がそりゃ絶対良いんですが、たまには(もしかしたらずっと)一つだけのエンジンで飛ばなければならない可能性もあるわけです。
その時、余りに重い住宅ローンを抱えていると結構大変です。ドラマのように「すぐ売って!秒で売って!!」とお願いされても現実は中々厳しいのです。
いや、そりゃ、精一杯頑張りますけども。
てことで住宅売却相談についてはコチラ。
補足ですが、これは別に『夫婦』の話に限りません。会社の『共同経営』とかも同じです。でも、全ての夫婦が離婚し、全ての共同経営が失敗するわけでは無いでしょう?『お互いの役割』を自覚しあい、『お互いに尊重』しあっているパートナーは『一人では味わえない幸福感』を得られています。
「苦労は半分、喜びは二倍」とは、こうした状態の時『のみに』訪れるものです。我々もその領域を、目指しましょうよ!
※しかし、以前お話した藤子不二雄は『コンビ解消後の方が』お互い伸び伸びと『いい仕事』してたような気がします。てことで裏の結論。
二人だろうと一人だろうと、とにかくあなたが幸せなら、それでいいんですよ。