住宅の老朽化。今回の写真は「ちょっとひどすぎ」でしょうが、気になる問題です。
住宅にも寿命というのがあります。残念ながら人にも。
ツラいなあ・・・
でも、それはしゃーないですね。
という、諦観あふれる冒頭で落ち込まないで下さいね。「老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさ」なんですから(©煉獄さん)
しかしこの「住宅寿命年数」、実にビミョーなんですよ。
ある人は「住宅の寿命は30年だろ!」と言います。ある人は「20年で価値ゼロだろ!」とも言います。
逆に
「60年位はフツーに大丈夫ですよ」という意見や「100年でも200年でも持ちますよ」と言う意見もあります。
日本は税法上「木造住宅の法定耐用年数は22年」となってますので、なんとなく「家の寿命は25年くらいじゃね?」というノリが強いですが、私はそういった考え方には反対です。
だって
住めますもん。
25年経ってようと30年経ってようと50年経ってようと。しかし、それは今回の本題では無いのでまたいずれ。今回は住宅の老朽化による「修繕or住み替え」問題です。
ここからは私の15年に渡る不動産業界の経験ですが、基本的には「少しずつ直しながら住んで貰いたいなあ」とは思います。折角持っている住宅ですからね。大事に使った方がお得ではあります。
しかし
「何度も何度も修繕を繰り返した末に、結局住み替え」というケースもめちゃくちゃ多いです。なんだかんだめちゃくちゃ住宅におカネを掛けて、結局出ていく。
そして売る時は「売値」にその修繕費用は考慮して貰えない。これが現在の不動産市場です(私は考慮しますよ)。
ちなみに私自身、以前の家(二世帯同居)には結構多額のお金を掛けました。
まずは住宅の二階部分を子世帯で住めるようにリノベーション(キッチン・トイレ・洗面台新設。サンルーム増築。内装フルリフォーム。エアコン3台設置)。
その後、お風呂が共同なのがガマン出来なくなって、二階にお風呂新設。
その後、断熱性が気になって二階部分に全てインナーサッシ設置。
その後、一階からの冷気が気になって階段部分に建具(ドア)新設。
総額でいくら掛けたのか定かではないですが、多分1000万円近いでしょうね。それが全てパー。何をしてたんやらサッパリ分かりません。こんな事ならさっさと自分の家を買っておけば良かったと思ってます。
難しい判断ですけどね。そのまま住んでいれば「経済的には」ラクだったのかも知れません。
でも、不思議な事に、自分の家を持ってからの方が貯蓄が増えてるんですよ。ローン返済の分、支出は多くなっているはずなのに。
これは多分、私が計画的におカネを使うようになったからだと思ってます。自分の家を持つとなーんか意識が変わりますよ。
・・・
あれ?
いつのまにか「私の回顧録」みたいになってしまいましたね。参考にならないでしょうが、なんとか参考にして下さいませ。最後に一言。
住宅は築年数じゃない。管理状態なんだ!
という事で、住宅の老朽化に関するご相談もお気軽に。
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