高岡市某所で、以前弊社プレミアム中古住宅をご購入いただいた方から相談がありました。
「お隣の方から『土地の一部を分けて貰えませんか?』というお願いがあったのですが、どうしたら良いでしょう?」という内容です。
いわゆる『隣地売買』ですな。
プレミアム中古住宅をお買い上げいただいたお客さんですからね。なんとかしないといけません。
結果。
3か月掛かりました・・・
すぐ目の前にある、ちょっとした土地を売買するだけなのに、三か月。
掛かるんです。不動産は色々あるんです。やった作業としては
1.売買価格の決定(物件調査・査定・売主買主間の調整)
2.土地家屋調査士による測量・分筆登記
3.司法書士による抵当権抹消・所有権移転登記
です。
と、こう書くと「大した事してないじゃん」と思われるでしょうが、分筆登記って結構大変なんですよ。分筆というのは、一つの土地を「分ける」作業です(そのまんまですけど)。
お隣の土地を丸々買うんならこの作業は要らないんですが、『土地の一部だけ』が欲しいんですから、その『欲しい部分を』切り離す作業が必要になるわけです。これが結構大変。
なんせ、その対象地を現地測量するだけではなく、『接する全ての土地を現地測量』しないといけないんです。そして、『接する全ての土地所有者のハンコ』を貰わないといけないんです。
じゃないと、分筆(土地を切り分ける作業)が出来ないんです。自分の土地なのに。勝手に切り分けられないんです。
何故か?
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それは知りません。不動産登記法という法律に定められてるからやっているんですが、立法趣旨については調べた事ありませんでした。これを機に勉強しておきます。
と言う事で。なんせその作業で2か月半程掛かったわけです。
ま、それさえ出来れば、後は銀行に掛け合って抵当権(住宅ローンの担保)を外す段取りをして、売買なんですけどね。
今回、何を言いたいのかと言うと。
隣地の一部売買は、売主・買主・隣接者・行政(道路管理者)・銀行等々が絡んでくるので、『見た目の割に結構大変』という事でした。
お隣の「一部が欲しいなあ~」と思っておられる、そこの貴方。
そんなに簡単な話じゃないんですよ。是非ご理解いただければ幸いです!