高岡ロータリークラブさん主催の利長公シンポジウムⅡ講演会 「どうする高岡城跡!」を観覧させていただいてました。いやー行って良かった!
テレビで良く見る千田嘉博さんの講演もありまして。非常に貴重な機会でした。高岡城にまつわる千田さんの講演が本当に面白かったんですよ。
主に高岡城の構造面(形状・特徴など)についてを同時代の他の城(清州城・岐阜城・名古屋城・聚楽第・江戸城・諏訪原城など)や、日本以外の『世界の城』と比較して説明してくれてました。
比較して貰えると分かりやすいですよね。我々高岡市民はどうしても『高岡城』の事しか知りませんから(しかも表面上だけの)。
で、千田さんの講演内容も良かったんですが、千田さんの人柄が本当に素晴らしくて。真剣に城が好きなんだなあというのが伝わってくるのと、話にテンポがあってユーモアもあって、そりゃあテレビの世界で人気出るよなあと思いました。
二部はパネルディスカッションだったんですが、高岡市立博物館仁ヶ竹さんの説明がアツかった。
時間の関係上、あんまりご自身ばかりが喋るとマズイと思ってか結構『駆け足』での説明だったんですが、高岡城の歴史的顛末は良く分かりましたし、とにかくこの方の『高岡城愛』を感じました(そこがアツい)。
で、私は個人的に『前田利常』が好きになりましたね。
歴史小説を読んでるとたまーに出て来るんですが、利家・利長に比べたら全然知名度はありません。当然私も「あんまり興味ない・・・」だったんですよ。
確か大阪冬の陣で例の真田幸村に手痛い損害を受けるんですよね。なので『利常、チョロいやん』とか思ってたんです。
しかし今回で考えを改めました。前田利常は高岡を守り育てた偉大な歴史的存在です。高岡城を『古城公園』として守った服部嘉十郎は更に(人間として)素晴らしい。
まあいずれにせよ、本当にあっという間の2時間で「もうちょい深い所まで聞かせて・・・」という内容でしたが、続きは自分で勉強する事に致します。
高岡ロータリークラブの皆様、良い機会(素晴らしいタイミングと人選)をいただき、誠にありがとうございました。
最後に。
高岡古城公園の『今後の活用法』についてもアツい話がありましたが、これは多分、明日の朝刊などで紹介されるでしょう。記者さんとかたくさん来てましたから(それだけ注目されているのだと理解しています)。
具体的な『高岡古城公園整備策』も出てきてましたので、本当にこれからの高岡城、期待出来ます。
是非また都会の人に「前田利長の隠居城にしては堀のでっかい、恰好いい城じゃないかよ」と言わせましょう!