不動産取引というのは色んな不安があるものです。私も日々、そうした『不安解消』の為に頑張っている積りですが、どうやっても『リスクゼロ』には出来ません。
■シロアリは絶対大丈夫?
事前調査を行って、もし問題があれば対処しています。保証も付けますが、絶対とは言えません。相手は生き物なので・・・
■雨漏りは絶対大丈夫?
もし『今現在』雨漏りしている部分があれば補修していますし、保証も付けますが、絶対とは言えません。大雨+強風と言った『合わせ技一本!』みたいな事もありますし、外部に触れている所は、やっぱりどうしても劣化はしていきますので・・・
■雪が降っても大丈夫?
よっぽど『陸の孤島』になる可能性や、急な坂道があって『スリップ事故頻発!』と言った事があればしっかりご説明しますが、大雪の時は、やっぱりどうしても不便にはなります。富山県はどうしても雪が降りますし・・・
■地震の時も大丈夫?
以前被害があった部分や、耐震基準の適合有無などはしっかりご説明しますが、絶対に安心とは言えません。1000年に一度という災害も、実際にありましたし・・・
ただこれらは、中古だろうと新築だろうと、安い家だろうと高い家だろうと「程度問題で」必ずある問題です。どんな家も大なり小なりそういったリスクはあります。何億円の豪邸であろうとも、リスクゼロという事はあり得ません。
隕石が落ちてくるかも知れませんし、ミサイルが飛んでくる可能性もゼロではありませんからね。
なので。リスクは『許容』していただくしか無いんです。最終的には。でも
『ここまでの対策はしてあります』『こういった状況ですから、リスクの度合いとしてはこんな感じと思われます』『この点はある程度のリスクを覚悟しておいて下さい。具体的には・・・』というご説明はしっかりします。
それが私の仕事ですからね。その上でどうされるか?はお客様のご判断となります(いわゆる自己責任)。
なんかこう書くと「冷たい人」みたいですけども。でも、生きている以上『リスクゼロ』は不可能ですからね。なんなら『生きている事自体が最大のリスク』ですよ。飛行機だって乗れやしません。
と、それは半分冗談ですが、われわれに出来るのは『適切なリスクはどの辺りか?』を見極めて「出来る限り備える事」くらいだと思います。そしてその為に私は責任を果たします。
その場に止まる事がリスク回避ではありません。進む事こそが『最大のリスク回避』になる事も良くあるんですよ。
という事で今からお風呂に入って来ますが、お風呂だってリスクゼロじゃありません。お風呂で滑って、頭を打って死んでしまう可能性だってあるわけです。
さて私は今日、無事にお風呂を上がってこられるのでしょうか・・・?
※お陰様にてその後無事お風呂から生還致しました。てことでご相談はお気軽に!